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『ペンギン・ハイウェイ』ネタバレ感想 最高の!おねショタ映画!

蒼井優、竹中直人、西島秀俊など豪華俳優陣が声優に起用されたことで話題のアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』を鑑賞。

 

これが最高のおねショタ映画でした!

 

最高!

 

お姉さんと少年の物語!

まさにおねショタ!やってくれたぜ!

 

そしておっぱい!

 

おっぱい!!!!

 

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作品紹介

森見登美彦原作『ペンギン・ハイウェイ』をアニメ映画化。

 

アニメーション制作は『台風のノルダ』などで知られる『スタジオコロリド』。本作が長編初挑戦となります。

監督は石田祐康。

 

カナダ・モントリオールの第22回ファンタジア国際映画祭で最優秀アニメーション賞を受賞。

 

主人公アオヤマ君役に北香那、お姉さん役に蒼井優、アオヤマ君のお父さん役に西島秀俊、クラスメイトのハマモトさん役に潘めぐみ、ハマモトさんのお父さん役に竹中直人が起用されています。

 

あらすじ

小学生のアオヤマ君は研究が大好き。ある日、街に突然ペンギンたちが現れる不可思議な事件が発生した。

アオヤマ君は友人のウチダ君と共にペンギンたちがなぜ現れたのか調査を開始する。

ある日、顔なじみの歯医者のお姉さんがペンギンを出現させているのを目撃してしまう。

お姉さんとペンギンに何か関係があるのだろうか?

そして街の森の奥に現れた謎の球体は何なのか?少年の小さな冒険と研究が始める。

 

感想(ネタバレあり)

ひと夏の思い出に残る作品

真面目に書きます。

 

夏休み。宿題や遊び、帰省など様々なイベントが目白押しの季節。やってくると楽しい。過ぎ去ると悲しい。それが夏休みです。

 

『ペンギン・ハイウェイ』はそんな夏休みに送る少年たちの冒険と好奇心を描いた作品。

 

これは少年とお姉さんの交流を描いているのでおねショタ作品に見えるかもしれません。

アオヤマ君もお姉さんのおっぱいの事を考えている場面が何度か出てくるので、おねショタの雰囲気が抜群に漂っています。

 

このおねショタ感もある意味売りの一つなのでしょうが、本作の魅力はそれだけではありません。

少し不思議で、答えが明確に出てこないのが最大の魅力なのです。

 

お姉さんとペンギン、そして森の奥にある謎の球体(アオヤマ君たちは海と呼んでいます)。それらの関係が徐々に明らかになるのですが、最後の最後まで明確な答えは提示されません。

お姉さんとペンギンの関係、海の正体など肝心な点がぼかされているんですよね。

 

最後まで不思議なものを不思議のままに放置しているのが本作の最大の魅力なのではないのかなと考えます。

 

主人公アオヤマ君は好奇心旺盛で様々な事を研究している科学者肌の少年。

アオヤマ君は街のことやペンギン出現事件など様々な事を研究し、ついにはお姉さんとペンギンの関係についても一つの仮説を打ち出してしまう。

 

明確な答えを提示しないのは観客である少年少女にアオヤマ君を追体験させるためなのではないのでしょうか。

 

ひと夏が終わろうとしているころ、不思議な映画に出会い、それは不思議なまま終わった。

だからこそ、劇中のアオヤマ君みたいに自分もこの映画の謎を研究してやろう。そう思わせるためなのではないのでしょうか。

 

アニメーションの力が凄まじい。ペンギンは愛嬌たっぷりに、人間キャラクターも動作が細かく実写以上の表現がなされていて現実以上の現実感を与えてくれます。

 

それだけでひと夏の思い出残ることは間違いないでしょう。

そこに不思議が重なるのですから、心に残って消えることは中々難しいと思います。

 

やはり不思議なことにを不思議のまま放置せず、君たちで研究して解いてほしいというメッセージが込められているように感じてしまうのです。

 

本当に不思議な映画です。明確な答えがないのに爽やかに終わってしまう作品。それだけで十分凄いのに子どもたちの心に残る仕掛けを残しているのだから本当に驚愕の連続です。

 

夏休みにピッタリの作品でしょう。これが夏のSF(少し不思議)アドベンチャー映画。

魅力しかありません。

 

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キャスティングが絶妙!

もう一つ語りたいのがキャスティングのうまさです。

 

アオヤマ君演じる北香那の演技は本当に少年にしか聞こえず、それもどこか大人びた賢い少年を見事に演じ切っていました。エンドロールを見るまで芸能人声優だというのを忘れていたほどです。

 

そして、蒼井優が凄まじかった。

お姉さんの不思議でちょっといじわるな感じを巧みな演技力で表現しており、お姉さんの色っぽさをとてつもなく強めていました。

そりゃアオヤマ君も意識しちゃうよね、と納得の演技力。こんなお姉さんと会話をしてみたい!と思ってしまうほど、壮絶に命を吹き込んでいるのです。

 

西島秀俊も素晴らしい演技でした。

アオヤマ君を導く提言を行う重要な役どころを演じています。

穏やかながら知的な雰囲気を醸し出しており、まさに父と言った雰囲気が出ていました。

竹中直人も感情表現が見事です。

 

本作は芸能人起用の成功例と言っていいのではないのでしょうか。

全員プロの声優と見劣りしません。

エンドロールを見るまでこれが芸能人なのか?と不思議に思うほどでした。

 

芸能人声優でもここまで完璧で作品を壊すことない演技が出来るんだ!と驚嘆させられました。

 

必見の不思議さ

まさに必見の作品です。

芸能人声優が不可思議なほどに上手く、物語の不思議だらけ。

 

ひと夏の思い出に残ること間違いなし。この不思議をぜひ体験してほしいです。