新元号『令和』時代に見たい万葉集を扱った2つのおすすめ映画
新元号『令和』は万葉集から出典されました。
日本最古の歌集であり、日本人なら誰もが知る古典中の古典。
そんな最古を扱った2つの映画作品を紹介していきます。
言の葉の庭
劇中では万葉集の一節が重要な要素となるラブストーリーです。
1時間に満たない作品ですが、映像が非常に美しく詩的な物語との相乗効果で芸術のような雰囲気を纏っています。
時間の流れも緩やかで、現代を舞台にしているはずなのに古の時代を見ているかのような感覚に襲われる不可思議な作品。
君の名は。
日本で大ヒットを記録した作品ですが、本作にも万葉集が少しばかり関わっています。
作品タイトルと物語に万葉集が密接に関わっています。
映像は美しく、RADWIMPSの激しい音楽は激情を刺激してきます。
劇中に登場する万葉言葉とは不釣り合いに思えるJ-POPが見事に混ざり合う矛盾が、この作品の異様なまでの美しさを際立たせているのです。
現代でなければ作られなかった過去と現在の物語。
万葉集がなければ生まれなかった傑作です。
まとめ
万葉集を扱い物語に深くかかわる2作品をお届けしました。
どちらもとても美しく、自然と涙がこぼれてくるような素敵な作品です。
万葉集を扱いながらも難しさは一切なく誰もが見ても楽しめる普遍的な作品になっているのが両作品とも凄い点です。
2作品とも『天気の子』を控える新海誠監督が生み出した作品なので、映像の美しさは折り紙付きです。
『天気の子』にも万葉集が関わっているかも?と期待してしまいますね。
映画から万葉集を学んでみるのも良いかもしれません。