『ランペイジ 巨獣大乱闘』ネタバレ感想 怪獣てんこ盛り!なのに物足りない
怪獣達が暴れに暴れまわる超大作映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』
主演はあのロック様。ロック様が怪獣達と共演する超豪華な大作です。
大迫力の映像、暴れまわる怪獣達、活躍するロック様…。そんな大満足になる要素満点んのはずだったのですが、どこか物足りなさを感じる作品でした。
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あらすじ
1986年に発売されたゲームを実写化した作品。
遺伝子実験の失敗によりゴリラ、オオカミ、ワニが巨大凶暴化しシカゴのある場所を目指し暴れまわる。
霊長類学者のオコエ博士(演:ドウェインジョンソンことロック様)は動物たちを止めるために奔走する。
何か物足りない
本作はとてつもなく大味。これぞハリウッドのバカ映画(褒め言葉)と言うべき作品です。脚本はひねりも何もなく分かりやすい内容で気楽に観れる娯楽大作です。
本作に登場する巨大生物はゴリラ、オオカミ、ワニの既存動物なのですが遺伝子実験の失敗によりどれも銃やミサイルが聞かないほどに屈強な肉体になっていて完全に怪獣というべき存在になっています。
一昔前のハリウッド映画ならミサイルで普通に倒されていたはず。昔のハリウッド版ゴジラやキングコングとかありましたからね。アメリカの怪獣も進化したんだなと感じました。
映像も迫力がありロック様も大活躍するので普通に面白かったです。ラストには『キングコング髑髏島の巨神』を彷彿とさせる怪獣バトルもあったので楽しめる要素が多かった。
ですがこの作品には何も目新しいものがなくあまりにも普通すぎたのです。
人間ドラマの場面は少し冗長でありロック様以外のキャラにほとんど魅力を感じなかったのも満足度が落ちる要因でしたね。
生命をコントロールしようとする人類への警鐘が作品のテーマなのでしょうが、この手のテーマは古今東西の怪獣映画で描かれ切っているので目新しさに欠けました。
遺伝子操作実験という要素もジュラシックワールドで描かれていた要素ですし、人類が怪獣達に勝てないというのも日本の怪獣映画を筆頭に散々描かれていましたから、もうお腹いっぱい。
どこにも目新しい要素がない作品なんですよね…。ランペイジでしかできなかった事が全然感じられず新鮮味に欠けています。
あまりにもオーソドックスな怪獣映画だったので、「普通に面白い」という領域を出てくれませんでした。
シン・ゴジラのような鑑賞後に押し寄せてくるという驚嘆もない。普通に物語が進み、普通に終わる。本当に普通な作品でした。
あまりにも普通すぎるからこそ物足りなさを感じるんですよね。
ただロック様が怪獣レベルで暴れまわるのは大満足でした。腕の拘束具を力で引きちぎったり、問題が起きたら力で解決するのが痛快で良かった。ロック様も怪獣に分類しても良いと思うぐらいに暴れてくれます。銃で撃たれた後も平然と活躍するほどですしね。やっぱりロック様は怪獣で間違いないです。
映像は迫力満点、怪獣は強い。ロック様も強く普通に面白い。普通すぎて物足りない。
そんな少し残念さが残る作品でした。
もっと驚きが欲しかった…。普通すぎて物足りないです…。
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