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【ネタバレ感想】Netflix『エクスティンクション地球奪還』驚愕のラストが待っている

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Netflixオリジナル映画『エクスティンクション地球奪還』を鑑賞。

平凡なSF映画化と思いきや中々に深く考えさせられてしまい内容で驚きました。

批評家には酷評されているようですが、個人的には凄く良かった!

 

古風なハードSFぽさがあって見ごたえ抜群です!

 

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作品紹介・あらすじ

悪夢にうなされる男。エイリアンが地球に侵略する夢に悩まされ家族や職場からも心配されていた。ある日、夢で見たのと同じ光景が現実のものになってしまう。エイリアンの地球侵略が始まった。

 

主演は『アントマン』などに出演するマイケル・ペーニャ。

Netflixで配信中。

 

感想(ネタバレあり)

家庭を持つ男が悪夢にうなされ家族や職場に心配されるという出だしから始まります。

淡々とした演出で非常に時間の経過が緩やかに感じられ、正直序盤は退屈に感じました。テンポもそれほど良いとは言えず、もう少し締まりのある演出が出来たように思えます。

 

ですが、中盤からは大いに盛り上がりを見せてくれます。

エイリアンが地球に侵略してくる悪夢は実は予知夢のような物であり、本当に侵略が始まってからは一大スペクタクルに。

激しい戦闘シーンと緊迫感に満ちた脚本で思わず息を呑んでしまいます。

しかし、低予算の弊害かCGがCGっぽく見える場面も多くここが非常に残念な点でした。

 

エイリアンの攻撃から逃げる主人公一家。

そして一体のエイリアンと取っ組み合った挙句捕虜にすることに成功。彼らの素顔は自分たちと瓜二つだった…。

 

エイリアンは非常にやわな存在です。取っ組み合いで武器を奪われたりとかなり馬鹿な一面を見せていますが、真実が分かった瞬間これらの稚拙さには意味があったのだと愕然としてしまうでしょう。

 

地球に住む者と瓜二つの外見をしたエイリアン。彼らがなぜ地球にやってきたのか。

『エクスティンクション地球奪還』というタイトルが恐ろしいほどにそのままの意味だと分かった瞬間に、これは現実世界でも起こるかもしれない事象なんだと感じました。

 

ただのエンタメ映画ではありません。批評家から酷評される理由も分かりますが、これは地球の未来を描いているのです。あまりにも恐ろしく現実的な作風。

 

なぜエイリアンは馬鹿に見えるのか、そしてなぜ戦うことになったのか。

今後訪れるであろう地球の未来を直視させ、まるで追体験させるかのような恐怖のリアリズムを持っています。

 

鑑賞後は人類の進歩について考えさせられる事でしょう。