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『ポプテピピック』は覇権だったのか?改めて覇権アニメの意味を探る

出会い


甘美な響き…。『覇権』
毎週声優が交代し、哲学的ともいえる理解しがたい内容見せつけてきたアニメ『ポプテピピック
劇中では度々『覇権』という言葉が飛び出してきた。
覇権とは何なのか、言葉の意味を改めて考えてみたい。

 覇権アニメというのはDVDやBDの売り上げで競われるようだ。所謂円盤の売り上げというもので序列をつける。相撲の番付や野球やサッカーの順位表のような物だろうか。
ヒット作は何万枚と売り上げるようだ。
その時の季節で一番売り上げ枚数の多かった作品が今期覇権と呼ばれるらしい。

ポプテピピックに関しては毎週のようにネットで話題となった。毎週声優が交代し、それも大御所と呼べる一般層にも知れ渡った声優陣を揃え、様々なクリエイターを招致して一種の企画展的ともいえる挑戦的な作風も話題となり、ニコニコ動画では百万単位の再生回数を誇った。

ポプテピピックは圧倒的な話題性でそのクールの他作品の存在をかき消すかの勢いで猛進をつづけた。
しかし、それでも円盤の売り上げはほどほどにとどまったのだ。なお第一巻が4200枚少しほどの売り上げのようだ。

これでは覇権とは言えないだろう。覇権アニメとは最も売り上げ枚数が多かった作品の事を指すからだ。

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しかし今はネット配信が主流となりつつある時代だ。
ニコニコ動画での百万単位の再生回数のほかAmazonNetflixでも配信されている。テレビを見ずともスマホタブレットでいつでもどこでも鑑賞できる時代が到来しているのだ。

個人的にはもはや円盤の売り上げで競うのは時代が後退しているのでは、と感じる。
特にNetflixはここでしか見られないオリジナルアニメの開発配信に力を入れている。(一部の作品は後にメディア化されているが)

現にテレビアニメでもNetflixで配信され多言語吹き替えや字幕が付いた世界配信を視野に入れた作品も出てきている。

そんなネット配信時代にもはや円盤の売り上げで成否を決定するのは的外れに思えるのだ。

ポプテピピックは円盤売り上げと言う枠組みでは覇権を取れなかった。
円盤売り上げは製作費回収という面では非常に重要だが、ネット配信会社からの出資も始まっている現在、それも次第に意味を失うと考えている。

しかしネットのみならず現実でも注目と話題を集めた。

今の時代はどれだけ注目と話題を集められるかがカギになっているのではないだろうか。

これほど話題になったアニメは久々だったと思う。次は誰が声を当てるのかというハラハラとした感覚を覚えたのはこの作品が初めてだった。

やはり現代は売上よりも話題性と言う物が非常に大事だと思う。話題にすらならないと派遣という土俵に上がることは出来ない。
そういう意味では2018年冬のアニメ界を席巻したポプテピピックは個人的には覇権を握ったと言える。

覇権と言う意味は刻一刻と変化しているのかもしれない…。