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【極道】超面白いおすすめのヤクザ映画を紹介!【仁義】

仁義なき戦い Blu-ray COLLECTION

濃密な人間ドラマやバイオレンス描写。普通の映画にはない粗暴な男の世界が魅力のヤクザ映画。

日本裏社会の闇を描いた映画の中からおすすめし是非見てほしい作品を紹介していきます。

 

 

 

仁義なき戦い

ヤクザ映画の傑作。

実話をもとにした実録路線の奔り。友情と謀略、そして裏切り…。なぜやくざに堕ち裏社会に生きるようになったのかを描き、濃密な人間ドラマが繰り広げられます。

 

ヤクザ映画だからと暴力などのバイオレンスなどがメインではなく、人間たちのかかわりをしっかりと描きやくざに感情移入できてしまう危険な香りも魅力です。

物語は終戦直後から始まり日本の戦後闇社会を描いているので歴史物の要素ものあります。

 

これを見ずに”実録路線”もといヤクザ映画は語れません。菅原文太らはじめとした俳優陣の鬼気迫る演技は本物の極道かと思うほどの迫力です。

 

仁義なき戦い 広島死闘編

 仁義なき戦いの続編であの千葉真一が粗暴なヤクザ役で出演。その演技が凄まじいもので口にするセリフがほぼ全て名言と言えるほどのギラつく異様な存在感がありました。

 

仁義なき戦いシリーズの中でも名言名場面が最も多い作品だと思うので一作目よりも面白いと思います。

千葉真一がかっこよく見えてしまう…。そんな危険な香りも魅力なんですよね。

 

県警対組織暴力

悪徳警官とヤクザの奇妙な友情関係を描き青春映画のような雰囲気を漂わせています。

癒着することにより街の問題を解決していこうとする菅原文太と、クリーンな警察を標榜する梅宮辰夫との激突…。

激しい暴力描写などはありませんが、それぞれの生き様や思想がとても魅力的です。

 

なんだか現実にもいそうと思えてしまうリアルな悪徳警官を演じた菅原文太の演技が絶品です。

 

沖縄やくざ戦争

沖縄返還の翌年に本土ヤクザの侵攻に備え沖縄のヤクザたちが連合を結成する。

見所は千葉真一や松方弘樹などの俳優陣の馬力ある演技です。物語のテンポも良く、今の方がとは一線を画す力強さに満ち溢れた男臭さに満ちた作品です。

 

アウトレイジビヨンド

暴力描写も素晴らしいのですが、台詞の応酬も素晴らしい作品です。特に塩見三省と西田敏行が怖すぎる。もはや本物の極道にしか見えないほどです。台詞を聞くだけで縮みあがってしまうほどの怖さがある作品。怖すぎです。

 

山口組三代目

あの山口組の三代目組長田岡一雄を描いた作品。山口組や組員が実名で登場する今では考えられない作品。当時も警察で問題視された逸話があるようです。

人情味にあふれていて切なさがある不思議な作品。

ヤクザ映画というより時代劇的な雰囲気すらある味わい深さが魅力。でもこんなのを見てしまうとヤクザが良いものに見えてしまうので危険な作品だと思いますね…。

 

三代目襲名

山口組三代目の続編。戦後間もなくの神戸新開地を舞台に山口組の成長と不良外国人との抗争が描かれています。外国人との友情を描いた場面もあり、多様性と言う物を訴えかけた作品でもあります。

田岡組長の生きざまに惚れそうになる、少し危険な作品。こんな作品は日本で二度と作れないでしょう。

 

ブラックレイン

ハリウッドが描くヤクザ映画。日本の警察と共同で捜査に当たるアメリカ人刑事と日本ヤクザとの衝突を描いており、松田優作の狂気の演技が見もの。

ハリウッド映画なのに日本映画の匂いが漂う独特の雰囲気に包まれた作品です。

 

極道大戦争

タイトルから正統派ヤクザ映画と騙されてはいけません。

噛まれたらヤクザになるヤクザヴァンパイアが登場するヤクザコメディ映画。もはや脚本が破たんしているレベルで狂っている作品です。かなりやりたい放題やっているので必見です。ヤクザコメディと言うべき新たなジャンルを切り開いた作品ですね。

これからヤクザ映画に入門するのもいいかも?

 

北陸代理戦争

現在進行形の抗争を映画化するという今では考えられない作品。この作品が現実の抗争に影響を与えたとまで言われています。

北陸と言うと雪国でのどかな印象があるでしょうが、これを見ると北陸地域の印象ががらりと変わります。

この作品がきっかけで監督の深作欣二はヤクザ映画から身を引いたとまで言われています。それほど影響力のあった狂気的な作品なのですよ。

 

弧狼の血

平成も終わろうとする2018年にまさか1970年代の東映実録路線的作品が見られるとは思いませんでした。

生温い邦画界に一石を投じるバイオレンス描写、俳優陣がホンモノにしか見えない強烈さ。全てが懐かしい、しかし新しい…。そんな矛盾を孕んだ作品です。

現代によみがえった県警対組織暴力と呼べる作品。この時代にこんな男と血なまぐささ溢れる邦画が見られるとは…。感激しました。

 

レビュー記事はこちら!

『孤狼の血』ネタバレ感想 東映の本気を見せてくれるヤクザ映画の新たな傑作! 

 

実録外伝 大阪電撃作戦

大阪を舞台に暴力団の抗争を描いた作品。これも東映実録路線の一つ。

大阪というだけあり関西弁が飛び交うせいかヤクザたちの凶暴さがより際立っています。

松方弘樹、梅宮辰夫とバラエティー番組でも活躍していた面々がここではホンモノにしか見えない演技を発揮。あまりの恐ろしさに印象ががらりと変わることでしょう。

でも個人的には成田三樹夫が印象に残っています。どの作品でもですが、成田三樹夫はホンモノのヤクザにしか見えないのですよ…。

 

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ヤクザ映画というと恐ろしい印象があると思います。確かに恐ろしいのですが、やりすぎなシーンが頻出し逆に笑えてくるという変な状況に陥ることもあります。

特に仁義なき戦いを筆頭とした実録路線は凄く面白いです。俳優陣の演技も迫力があり今の日本映画では考えられないほどの熱気に包まれています。

 

怖いが見たくなる。ヤクザ映画には独特の魅力と色気が放たれているんですよ。

漫画・アニメの実写版は良作揃い!オススメの実写版を紹介!

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漫画やアニメの実写と聞くと失敗を連想する人も多いと思います。

しかし、世間には成功した作品も多いのですよ。

今回は実写化の成功作品を紹介していきます!

 

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映画

DEATH NOTE

名前を書くだけで人を殺めてしまえるノートを巡る攻防を描いたサスペンス映画。

 

漫画実写化の決定版といえる作品。前後編の2部作で後編のラストなどは物議を醸しましたが藤原竜也や松山ケンイチら俳優陣のハマりっぷりが凄まじく、漫画から飛び出したかのように見えます。

原作を上手く改変しておりスリル感満載でかなり楽しめます。

 

バクマン。

漫画家になった高校生二人の奮闘を描いており、漫画チックな演出も多く盛り込まれていますが、そのどれもが実写なのに違和感がないのです。

染谷将太演じる新妻エイジの演技は凄まじく、変人っぷりを見事に再現。何から何まで狂った作品ですが、バクマン。原作の持ち味は見事に生かしています。

 

BLEACH/ブリーチ

死神になった高校生を描いた人気アクション漫画の実写版なのですが、これがどういう訳か素晴らしい出来栄え。

アクションのキレ、虚の描写は原作そのものであり、アクションに関しては時折アニメ版の動きすら超えているのでは?と思うほどです。

脚本もテンポよくまとまっており、原作を上手く料理していて飽くことなく見ることが出来ますよ。

 

HK-変態仮面-

超変な原作をそのまんまの持ち味で実写化してしまった変な作品。

終始笑いっぱなしなので完成度がどうとかそういう話ではないです。良い意味で馬鹿で阿呆な作品。めちゃくちゃ楽しめます。

こんな変態キャラを体当たりで演じた鈴木亮平に拍手を送りたくなる、そんな作品なのです。

 

るろうに剣心

明治時代の剣客を描く。

 

アクションスゴ!佐藤健スゴ!な作品。原作のストーリーを映画に上手く落とし込んでいるのも見事見事。

日本映画界のアクションに革命を与えた作品と言うべきでしょうか。壮絶な剣術アクションが見られますよ。

 

ピンポン

天才的な卓球技術を持つ少年たちを描いた作品。

 

まあこれは実写版の完成形。どっからみても凄い映画なんですわ。原作を知らなくてももちろん楽しめるし、原作ファンも唸らせる出来です。

出演者全員はまり役。こんな凄い映画二度と出てこないですって。

 

ALWAYS 三丁目の夕日

原作とは似て非なるものですが、昭和のノスタルジーを若年層にも味わわせることが出来る作品になっています。

柔らかい空気に包まれた暖かい作品になっていますね。俳優陣の演技が良い味をだしていてほっこりするんです。

 

ちはやふる

空気感、再現度、テンポ、演技…。そのどれもが一級品。青春部活物の完成形の一つ。

原作を知らなくても見事なまでに楽しめ、そして空気感がとんでもなく心地いい。まるで彼女たちの部活動を共に過ごしているかのような感覚になります。

 

本当にこれほどまで爽やかで切なさのある空気を出せる映画は中々ないでしょう。必見の作品です。

 

寄生獣

漫画史に名を刻むSF漫画の金字塔を実写化しています。それ故に実写版の改変は賛否が分かれることもありますが、個人的には中々楽しめました。

 

CGの質も高く、バイオレンス描写にも挑戦しているので原作の空気感は上手く再現。物語も原作を上手くまとめておりかなり質の高い完成度を見せています。

 

テルマエ・ロマエ

古代ローマの浴場設計士が現代日本にタイムスリップし、日本の入浴文化、技術を古代へ持ち帰る奇抜なストーリーが話題になりました。

 

古代ローマ人を演じる主要キャストは阿部寛、北村一輝など日本人ばかりですが濃い顔故にいつの間にかローマ人に見えてしまう謎の勢いがあります。

キャスティングと現代に慄く阿部寛の怪演が素晴らしく、セットの豪華さも随一。

非常に笑える楽しい作品です。

 

帝一の國

総理大臣を多数輩出する海帝高校生徒会長の座を狙う少年たちを描いた政治コメディ映画。

 

俳優陣のオーバーすぎる演技が見もの。普通なら過剰すぎて見てられないと言われそうな演技もこの作品にはぴったりです。異質でどこか軍国主義的な慄然とした世界観を過剰な演技で真実味を持たせています。

 

冒頭から怒涛のテンポで繰り広げられ飽きる暇なく時間が過ぎてしまいます。

政治を扱いながらもこれほど軽快で楽しめる作品に仕上げてしまうのは本当に見事というしかありません。

 

心が叫びたがってるんだ。

オリジナルアニメ映画を実写化。両親の離婚により他人と会話が出来なくなってしまった少女と、彼女を取り巻く様々な傷を抱えた人々を描きます。

 

原作のように爽やかながらもドロりとした陰鬱さは潜めていますが、脚本を上手く改変することで実写でも違和感のない物語と説得力を持たすことに成功しています。

俳優陣の生き生きとした演技が高校生特有の心のざわついた感じを醸し出しており、やはり原作同様に最後は涙が出てきます。

 

カイジ 人生逆転ゲーム

人生の所謂負け組たちが這い上がるために様々な危険な賭けに挑む。

 

実写化に無くてはならない存在となった藤原竜也の演技力は絶品。焦燥感、怒りなど様々な感情が熱い熱気となって伝わってきます。

実写ならではの表現は時折原作の迫力を超えているのではと思えるほどです。

 

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ドラマ

仁-JIN-

原作漫画よりドラマの方が知名度があるのではないでしょうか。

幕末にタイムスリップした現代の医者の活躍を描いているのですが、時代劇としても良くできており完成度は高いです。

俳優陣がどっしりと重厚感のある演技を見せているのも質を高めている要素ですね

 

ROOKIES

原作とは異なる部分も多いのですが、アレンジが絶妙で青春活劇としての完成度が高い。

今見ると主演級の俳優陣が勢ぞろいしているのも特筆すべき点です。

青春物によくある泣かされる作品ですが、自然と涙が流れてくる演出もニクイ。くどさがないのが魅力なんです。

 

GTO

漫画のドラマ版としては一つの到達点を見せてくれた作品でしょう。

大幅なアレンジはあるものの反町隆史のハマりっぷりが尋常ではなく、原作の過激な部分も絶妙に再現しておりかなり面白い作品になっています。

 

金田一少年の事件簿

高校生探偵金田一一の活躍を描くサスペンスミステリー。

やはりKinki kids堂本剛版ですよ。怪奇色もあり、ミステリーとしての深みもあり原作の雰囲気を上手く再現できています。

冴えない金田一少年が事件が起こるとキリッと探偵然とした姿になる堂本剛の演技が素晴らしい!

金田一少年といえばこれでしょう!

 

夜王~yaoh~

歌舞伎町ナンバーワンホストを目指す若者の物語。

主演はTOKIO松岡昌宏、ナンバーワンホスト聖也を北村一輝が演じています。

ホストの世界を実写で描くことで説得力が原作よりも大幅に向上しているように思えました。

TOKIOの松岡が新人ホストを演じるのですが、その新人ホストらしさあふれるたどたどしい演技がかなり見ものです。徐々に自信を得ていく過程の描き方も違和感がなく、こうして一流のホストが出来上がるのかと感心させられるほどでした。

 

花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜

男子校へ男装して入学した少女を描く。

 

個人的には堀北真希の代表作です。ボーイッシュな堀北真希の姿が男性俳優陣に違和感なく溶け込んでいるのが凄い。

そしてイケメンたちの一挙手一投足には男女問わずキュンキュンすることでしょう。

少女漫画のノリをそのまま実写化しているにも関わらず、全く違和感がない不可思議な魅力を放っています。

 

アオイホノオ

島本和彦青年が芸術大学に入学。そこで後にガイナックスを創設し、エヴァを作ることとなる天才たちに出会う…。

 

島本和彦の自伝的漫画を実写化。主人公焔燃(島本和彦)を演じるのは柳楽優弥。エヴァの庵野秀明を安田顕が演じています。

1980年代のオタク文化など原作者が歩んだ歴史が描かれているので、どことなく歴史物っぽさもあります。

何と言っても柳楽優弥の奇々怪々な演技!これが凄いことになっていまして、過剰に次ぐ過剰なんですが作品世界観に見事に溶け込んでいるのです。

 

変な作品ですが、80年代のオタクの生きざまが見られて面白いんですよこれが。

 

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【第26話更新】アニメ『バキ』全話感想まとめ 今度は最強死刑囚編

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(c)板垣恵介(週刊少年チャンピオン)/バキ製作委員会


2001年のアニメ『グラップラー刃牙』から17年。遂に第二部『バキ』がアニメ化されました。あの最強死刑囚編が映像で見ることが出来るのです!

スリリングさとハードなゴア描写が魅力の最強死刑囚編がどのように描かれるのか追いかけていきます。

 

合わせて読みたい

こちらの記事で第20話SAGAの感想を記しています

やりやがった…『バキSAGA』アニメ化を成し遂げた製作陣の勇気に敬意を表して 

 

 

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『バキ』とはどんなお話?

 『バキ』は刃牙シリーズの第二部になります。第一部『グラップラー刃牙』で格闘技の実力者が集う地下闘技場最大トーナメントで主人公範馬刃牙が優勝した直後の物語が描かれます。

 

アメリカ、ロシア、イギリス、日本からとんでもない能力を持った5人の死刑囚が日本の東京へと向かってくる…。最恐の存在と対峙するのは刃牙ら5人の地下闘技場戦士だった…。

地上波ではTOKYO MXやテレビ愛知などで放送中。

 

Netflixでは地上波より一週間早く最新話が配信されています。。

www.netflix.com

 

アニメ『刃牙』全話あらすじと感想

第1話 シンクロニシティ

最大トーナメントでチャンピオンとなった刃牙の元に地下闘技場支配人徳川光成がやってくる。徳川は刃牙に「世界中からどえらい連中(=死刑囚)が東京にやってくる」と告げる…。

 

第一話は死刑囚5人の紹介といった内容です。原作のような緊迫感を見事に再現していました。声優の演技が死刑囚の恐ろしさを際立たせていましたね。

ゴア描写も容赦なく再現しており、脳が飛び出る場面もしっかりと再現。妥協を許さない姿勢が見えたのが非常に良かった。

作画も原作に忠実なのでこれはかなり期待が持てそうです。

 

第2話 黒格闘技

遂に東京へ上陸した死刑囚たち。スペックは刃牙と対峙し警察に拘束される。しかし、留置所をマイホームのように使用しその凶悪っぷりを見せつける。ドイルはキックボクサーロブ・ロビンソンを殺害。柳は渋川剛気と対峙。ドリアンは神心会本部へと現れ烈海王と愚地克己と遭遇する。

 

遂に東京へと上陸した死刑囚たち。持ち前の凶悪性を存分に発揮してくれました。バイオレンス描写も第一話に引き続き健在しておりスペックの異常性が光る回になっています。

ただ克己VS烈の試合がCGで描かれていたのが少し不安です。今後も戦闘パートはCGで行くのでしょうか…?手描きで見してほしいという気持ちがあります。

 

第3話 来た!来た!!来た!!!

刃牙は学校で体力測定を受け散々な結果を出してしまう。シコルスキーが遂に東京へ上陸し、死刑囚たちが地下闘技場で邂逅する。そこに刃牙、独歩、烈、渋川、花山の五人も現れる…。

 

今回は刃牙の体力測定が盛り込まれギャグテイスト濃い回になっていました。ドリアンと神心会の道場情破りもしっかりと描かれていてドリアンの異常さが中々に恐ろしく描かれていました。

遂に地下闘技場戦士と死刑囚が邂逅。物語が動き始めていますが作画がどこか不安定に感じます。

このままクオリティを維持できるのか少し心配です。

 

第4話 死闘開始!!

死刑囚と地下闘技場戦士が邂逅。遂に死闘が開始される。猪狩はシコルスキーに復讐するため襲撃をかけるも返り討ちにされてしまう。独歩はドリアンと早速一線を交え右手を切断される。刃牙は梢江とデートをする。しかし、スペックは刃牙を狙っていたのだった…。

 

いよいよ死闘開始。原作にあった独歩の右手切断もしっかりと描かれており、バイオレンス描写も妥協無し。死刑囚たちの野蛮な戦闘っぷりが惜しみなく披露されていて大満足です。

ただ全体的に止め絵が多い印象を受けました。今後繰り広げられる死闘はしっかりと動いてくれるのでしょうか。期待します。

第5話 まだやるかい

刃牙と梢江は夜の公園を歩いていた。二人がキスした瞬間を好機とみたスペックは刃牙に襲い掛かろうとする。しかし、花山薫がそれを阻む。花山とスペックはそのまま死闘を繰り広げ始める。

 

シリーズ屈指のベストバウトとして語られる花山VSスペック戦が遂に開始。

前回までの作画の不安定さはどこへいったのやら。今回はとてつもない気合が入っていました。

原作の要素をそのままアニメ化しておりスペックと花山の強大さが惜しみなく描かれており、まさに死闘というしかない出来栄えです。

 

第6話 片平巡査の報告書

花山はスペックを警察署へと連行する。花山が帰宅しようとした時、スペックが花山を再び襲撃。その一部始終を片平巡査が見ていた。

 

遂に花山VSスペックが決着。しかし、作画が動かない。5話は動きに動いていたのに今回は止め絵が多くダイナミックさに欠けました。

片平巡査を演じるキャイ~ン天野の演技は上手いのですが、あまりにも動かなくてがっかり。

シリーズ屈指のベストバウトがこうだと今後が心配になります…。

 

第7話 最強タッグ

刃牙の学校にドイルが襲撃。彼から逃れ安堵したのも束の間、またしても校内で柳が襲い掛かる。

武器を使用した柳にたじろぐ刃牙。そこに渋川が現れ最強タッグが結成される。

 

先週と異なり今回は良く動いていました。CGの使い方もうまく感じられ、躍動感のある回に。

柳の空道が登場し、酸素濃度6%以下の説明も。バキらしい誇大な解説がしっかりと盛り込まれて満足。毎週このクオリティでやってほしいですね。

 

第8話 試合と本番

地下闘技場戦士がバキと渋川が柳に負けたことに関し徳川邸で会合を始める。その会合にドリアンが乱入。しかし克己と加藤清澄の乱入により邸宅から脱出を余儀なくされる。
加藤はドリアンを追い隠れ家で勝負を挑むが…。

 

遂に加藤が登場。克己の師匠というとんでもないポジションです。実戦を極めた男がドリアンに挑むもドリアンは君では無理だと言い放ちました。

スペック編が終わってもなお緊迫感が増していますね。30分があっという間でおもしろいです!ただ今回もあまり動いていないのが気になりますが…。

 

第9話 神心会激震!!

加藤とドリアンが激突し加藤が優勢となる。しかし、それはドリアンの罠であり加藤は敗北してしまう。神心会は加藤の仇を討つためドリアンを遊園地へと招待する。

 

衝撃の連続だった加藤VSドリアンもきっちりと再現。バイオレンス描写も多く原作再現へ果敢に挑んでおり好印象です。ただCG戦闘が多いのが少し気になる点ですね。

ドリアン演じる銀河万丈の歌が上手く、不気味さを高めていて素晴らしかったです。

 

第10話 空中決戦

神心会関係者経営の遊園地へと招かれたドリアン。ひと時の楽しい時間を過ごしていたがそこに末堂が立ちふさがる。

 

ついに三戦の構えが披露されました。TV放送時は全国で真似する人が続出することでしょう。

しっかりとジェットコースターバトルも描いており大満足。ドリアンの謎も解け始め物語は加速する一方です。やっぱり三戦はいいなあ。

 

第11話 虎殺し

ドリアンと対峙する烈、克己、独歩の三人。遂に独歩とドリアンの戦いが始まった。

 

ドリアンVS独歩が開始。CGが多用されていますが中々見ごたえのなるバトルになっています。

しっかりと『色を知る年齢か』も再現されていました。このままアレもアニメ化しそうな勢いがありますね…。

 

第12話 キャンディ

独歩の猛攻がドリアンに大打撃を与える。遂に敗北を知る時がきたドリアンは恐怖で震えあがり、意識のないまま戦場へとやってきた加藤の目前で敗北を宣言してしまう…。

 

ドリアン幼児退行も銀河万丈がしっかりと演じ切っていました。さすがにベテランの格は違いますね…。

銀河万丈を起用したのは成功だったでしょう。本当にピッタリです。ドリアン編完結!

 

第13話 ミスターオリバ

梢江宅に侵入したシコルスキーは刃牙と一戦を交えるも梢江誘拐に成功する。警視庁はアメリカの刑務所に収監されているオリバなる人物の協力を仰ごうとしていた。

 

原作でも人気の高いオリバが遂に登場。声は何と大塚芳忠!勇次郎と並んでW大塚!

原作通りのムッキムキ再現!大物声優もあって威圧感出ています。

しかしオリバ紹介パートが1話で終わらなかったのが気がかり…。

 

第14話 許されぬ自由

オリバが日本へと到着。シコルスキーは梢江をホテルの一室へと拉致していた。なんとそこには勇次郎がいた…。オリバも勇次郎と合流し、刃牙も駆けつけ事態は混迷を極める。

 

今回からOPとEDが変更に。OPのCGはなかなかかっこいいですね。LasVegasのアップテンポによくあっています。

オリバの強靭な肉体が披露され、勇次郎の強さも見せつけた豪華な回。しかし作画は微妙。なんとなならないものでしょうか…。

 

第15話 超筋力

オリバはシコルスキーを捕え警視庁でドイルの資料を閲覧していた。婦警に化けたドイルの襲われてしまう。その後警視庁で渋川の合気の威力を目の当たりにし、警視庁で行われている柔道に挑み始める。

 

子安武人の女性ボイスから始まったシュールなギャグ回。声優の演技が本当に凄いアニメです。オリバの人気頷けますね。

こういう笑える話大好きです。やはりバキはシュールさも魅力!

 

第16話 斬撃

オリバは柔道の黒帯を欲しがり稽古の警官たちを次々と投げ飛ばす。しかし渋川の前に手首を外されてしまう。一方、ストライダムはドイルと密会し、その場に斬撃空手の使い手、紐切り昂昇が現れる。

 

神経を断ち切る昂昇が登場しました。原作では首にある目の視神経を断ち切る技を披露しファンの間でネタにされてしまいましたが、今回はかっこよく描かれています。

さすがに実力者が出てくると作品が締まりますね。しかし作画は相変わらず微妙です。

 

第17話 親父ッ!

昂昇はドイルに敗れてしまう。一方で刃牙は梢江との情事に挑もうとするも突如現れた父勇次郎に祝福を受けてしまう。烈海王はジャック・ハンマーと再会し、デパートのエレベーターでドイルと遭遇してしまう。

 

遂に「強くなりたくば喰らえッ!」が出てしまいました。作画もなぜか良く、そして島崎信長の演技が凄まじい。笑いが止まりませんでした。もう最高の話です。これぞバキ。いよいよSAGAも…?

 

第18話 アリガトウ

ドイルを一方的に叩きのめす烈。しかし、乱入してきたジャックにより昏睡させられてしまう。目覚めた烈は命を賭して己を守ったドイルを治療するため走り出す。

 

いよいよアニメで「問題はない!15メートルまでなら!」が再現されてしまいました。

BGMとアニメーションのおかげで今回も笑いが止まりません。さすがにギャグマンガと言われても仕方がないほどです。

いよいよドイル編も佳境。笑いからシリアスまでなんでもこなせる贅沢な作品も大詰めですね…。

 

第19話 認めるかい?

独歩に捕えられ神心会本部道場へと連行されたドイルは克己の攻撃を受ける。そして遂に敗北を受け入れた。その頃徳川は空道師範マスター国松の元を訪れていた。

 

ドイル編遂に完結。敗北を知らしめるために徹底的に攻撃を打ちこむ克己がかっこいい!

そして敗北を認めてもなおドイルもかっこいい。良い終わり方でした。

しかし雨宮天に「セックス」と言わせてしまうこのアニメは一体…。SAGAはやるのか…?どうでしょうか…?

 

第20話 SAGA

バキは梢江とのセックスを通し格闘技との共通点を見出していく。柳は情事を終えた刃牙に戦いを挑むのだった…。

 

遂にバキSAGAがアニメ化です。

感想はこの記事に長文で執筆しました。

やりやがった…『バキSAGA』アニメ化を成し遂げた製作陣の勇気に敬意を表して

 

第21話 制裁

柳とシコルシキーの二人は刃牙に歯がたたなかった。その後柳は克己との友情をはぐくんだドイルを襲い、シコルスキーはジャックと対決する。

 

伝説となった電話ボックスファイトも再現。しかし動かない!なんでこんなに動かないの!?

 

第22話 超雄対決!

ジャックとシコルスキーは電話ボックス内で死闘を繰り広げる。気絶したシコルは地下闘技場まで連行されてしまう…。

 

電話ボックス対決。しっかりと連行されてしまうショウちゃんも再現。面白すぎます。意味不明すぎて笑いが止まりません。アニメでみるとここまでギャグになるとは…。

やはり板垣先生の発想はぶっとんでいますね。

 

第23話 本当の攻撃

シコルスキーはガイアの見えない攻撃に恐怖してしまう。柳は夜の公園で柔術家本部以蔵と対峙する…。

 

遂に公園最強の生物がアニメ化。唐突に出てきて柳を圧倒する本部!初見の人は何が何だか分からない!

シコル君は津田健次郎さんの演技もありすっごくかわいそうなキャラになっています。原作以上に悲惨な感じですね…。

 

第24話 敗北

本部に腕を切り落とされた柳は勇次郎に敗北を認めろと迫られてしまう。刃牙は柳の毒で死の瀬戸際に立っていた…。

 

遂に死刑囚編完結。マホメドアライジュニアが登場し、物語は中国へと向かっていますが、このままどこまで描かれるのでしょうか。

作画が所々変になるのはどうにかならないのですかね…。

 

第25話 神と鬼

マホメドアライは日本のジャーナリストにオーガこと範馬勇次郎との関係性を語る。

刃牙は飛騨の山中に療養へ訪れる…。

 

アライ家と勇次郎の関係性が深く語られる場面がやってきました。今回は作画が良いですね。アライVS勇次郎の戦いも滑らかで迫力があります。

ついに刃牙が中国へと連れられてしまう時が来ました…。このまま海王祭りやっちゃうのでしょうか…?

 

第26話 大擂台祭

刃牙は毒に犯されながらも擂台への出場を決意する。ここにはアラJr.、そして勇次郎が参戦する…。

 

アニメバキ最終回。原作が大擂台祭と地続きなためなんとも歯切れの悪い終わり方に。これは仕方がないですね。

しかし期待を煽る締め方。このまま大擂台祭もアニメ化してほしいですが…どうなることやら。ただ今度はしっかりと動くアニメにしてほしいですね。

『SSSS.GRIDMAN』感想 ヒーローで革命を描いた作品

1993年に放送された『電光超人グリッドマン』をベースにアニメ化した『SSSS.GRIDMAN』が最終回を迎えました。

現代風にアレンジされ誰も予想できなかった人気を獲得。散りばめられた謎、青春の匂い溢れる空気、そして傷…。そのどれもが最高といえる要素ばかりでした。

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退屈から救ってくれた作品

オリジナルの特撮版『電光超人グリッドマン』は1993年でありながら、インターネット社会を先取りしコンピューターウイルスなど様々なデジタル要素を絡ませた先駆的な設定で話題となりました。

それ故に早すぎた作品と言われ、同じ円谷プロのウルトラシリーズのように後継作品が生まれることはありませんでした。これまでは知る人ぞ知る作品として地味に生き続けてきたわけです。

 

そんなグリッドマンがアニメで復活。誰も予想してかったアニメ化に元来のファンは驚愕。『SSSS.GRIDMAN』で蘇ったグリッドマンはその見事なストーリー展開、謎の孕み先の予想できない構成には多くの人々を退屈から救い夢中にさせたのです。

 

 

謎めいたキャラクターたち。新世紀中学の個性あふれるキャラと変身後のギャップ、第二のグリッドマンの登場など特撮ヒーローにお馴染みの要素を継承しつつもアニメ的な造型と演出でいつの間にかどのキャラも愛おしい存在になっていました。

 

アニメなのに特撮していると話題でしたが、瞳の色でキャラの立ち位置を現す、アンチくんの粗暴な食事の仕方、新世紀中学の特にボラーちゃんくんとマックスさんの造形は実写ではできなかった表現でしょう。

 

まさにアニメでしか成しえなかった表現に溢れながらも戦闘シーンはやはり特撮っぽい雰囲気を残す…。高度な技術でアニメファン、特撮ファンの両方を虜死してしまったのです。

 

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アカネちゃんはどこにでもいる

物語のカギとなる新条アカネ。彼女は怪獣を造型し謎の存在”アレクシス・ケリブ”が実体化させ暴れさせる。そして嫌悪する人間を抹殺したあとは人々の記憶を消し街を修復し何事もなかったかのようにリセットさせる…。

その世界の神として君臨していたのです。

 

アレクシスの傀儡として悪行を働きましたが、真意は自分の都合のよい世界を作るため。パンを潰された腹いせに、ぶつかってきた腹いせに、怪獣の名前を間違えられた腹いせに…。そのどれもが身勝手な理由。たったそれだけでアカネちゃんは怪獣をけしかけて人を殺め街を破壊し、何事もなかったかのように作り変えてしまうのです。

 

その身勝手さ。あまりにも共感がしにくいキャラクター造型と言えるでしょう。

しかし、その身勝手さこそが現代社会に通じる要素だと考えます。

 

アカネちゃんは自分の思い通りに出来る世界を作り上げ、アレクシスの力を借りつつも理想の世界を生み出してきました。

皆が自分を好きになる世界を作り、そこで温かく生きていく…。

 

この世界にはツツジ台以外の街は存在しない。まさに閉塞した世界なのです。

自分の意のままに操れる小さな世界。この閉塞感こそが現実にも立ち込める閉塞した空気を表しているように思えるのです。

 

現実の世界に立ち込める言いようのない空気感。変化をしているようで変化がない。テレビをつけてもネットの中でもいつものように同じやり取りが繰り広げられていて、一向に何かが変わる気配がない。

政治の世界も、エンターテインメントの世界も変化がなく、賃金は一向に向上しないまま。現実は閉塞感に溢れてしまっているわけなのです。

 

どうやっても変えられない、ましてや一人の力だけで変化を成し遂げることなど不可能。そう思っている人もいるでしょう。

そんな息が苦しい世界なら何事もなかったかのように破壊して作り直してやればいい…。

そんな過激な思想を思い描いたことはないでしょうか。

 

アカネちゃんはまさに現代日本の閉塞感を現した存在なのだと思うのです。

ツツジ台という閉じた世界を意のままに操る。理想を完遂させるためなら人を殺める事だっていとわない。行動は過激ですが、現実世界にまとわりつく閉塞そのものをアカネちゃんの行動を通して描いているのです。

 

身勝手さは「もっと自由になりたい」という若者の叫びであり、何事もないかのように作り変えられ記憶を失い人々は現実世界の無関心の象徴。

彼女の行動は全て現実が抱える問題へと通じるわけなのです。

 

アカネちゃんは実はアレクシスの傀儡だったという点も現実世界のどうしようもないやるせなさに似ています。

怪獣が出てこなくなっても真なる敵がいるという途方のない戦い。現実の多重階層な搾取構造を表しているのでしょう。

 

 

現実世界にもアカネちゃんは存在していると言えるでしょう。

理想の世界が欲しい、自分の思い通りに生きていきたい。そんな事を考えたる人は大いに存在しているはずです。

しかし、アカネちゃんのように意のままに世界を作れるはずもなく、人々は現実を受け入れて生きていくしかない。

閉塞を味わいながらも生き続けていくしかない…。

 

アカネちゃんは救われたのに、現実は救われない。そんなやるせなさを感じさせる作品なのです。

 

どこにでもアカネちゃんは存在しています。アカネちゃんは現実で思想と言う形で存在しているのです。

でもアカネちゃんのようになれないのが現実です。

 

ヒーローアニメと言う名の革命アニメ

そんなアカネちゃんを救い、アレクシスを倒し街を正しい形へと修復する響裕太たちグリッドマン同盟の姿は革命家と捉えることが出来ます。

閉ざされた世界を打破するヒーロー。世界を牛耳る存在を倒すことで人々を正しい道へと誘う…。

これはヒーローアニメの体裁をとった革命アニメなのです。

 

『SSSS.GRIDMAN』は単純なヒーローアニメではなく、特撮へのオマージュと社会風刺に溢れた作品です。

オリジナルがこれからやってくるデジタル社会の問題を組み込んだように、SSSS.GRIDMANでは現実世界の閉塞感を組み込みました。

 

閉ざされた世界を打破することは一人では叶わない。しかし、皆が団結すれば成し遂げられるかもしれない。

そんなメッセージが込められているように思えました。

 

『SSSS.GRIDMAN』は現実を直視させるヒーローアニメなのです。

立ちふさがる壁は巨大でいくつもあるかもしれない、それでも立ち向かう勇気を捨てなければいつかは思いが通じるかもしれない。

 

SSSS.GRIDMANは前進する大切さを伝えてきているのです。

 

『ドラゴンボール超ブロリー』ネタバレ感想 まさかのドラマ映画!DB史上最高傑作誕生!

世界的人気漫画『ドラゴンボール』のその後を描く『ドラゴンボール超』の劇場版が公開。人気の高いキャラ『ブロリー』の登場でも話題です。

 

さて『ドラゴンボール超ブロリー』はこれまでのドラゴンボール映画には無かった、シリーズでも異例の”ドラマ”に重きを置いた物語です。まさかドラゴンボールでしっかりと練られたドラマが見られるとは思わず驚愕しています。

 

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作品紹介・あらすじ

2015~2018年まで放送された『ドラゴンボール超』のその後を描いた物語。

 

力の大会を経た悟空たちが復活したフリーザがドラゴンボールを求めて再び地球へと襲来。フリーザ軍には謎のサイヤ人ブロリーが加わっていた。ブロリーは父パラガスとともに自分たちを過酷な道へと追いやったベジータ王の息子ベジータへの復讐を始める。

 

DB史上最高のドラマ映画

冒頭ではサイヤ人がまだ生きていたころ、フリーザ軍の配下で活動していた時代が描かれます。

バーダックやベジータ王などファンには懐かしのキャラも多数登場するのですが、設定はZ時代とは異なる改変が行われています。

 

物語は”父の思い”を重点的に描いています。

自慢の息子を求愛し、次期王子の地位を脅かしかねない戦闘力を持つブロリーを追放するベジータ王。息子ブロリーを守ろうとするパラガス。滅びゆく運命から息子だけでも救おうとするバーダック。

三者三様のドラマが描かれ、どの父の思いも深く理解できるものになっていました。

パラガスは息子を追放したベジータへの復讐を決意し、バーダックは息子カカロットを生き延びさせるため、ベジータ王は息子を守るために…。どの父も極端な形ではありますが、我が子に対する強い愛情が描かれているのです。

 

しかし、ドラゴンボールZ時代に描かれたバーダックは勇ましくも粗暴、これぞサイヤ人と言わんばかりの兇暴な印象でしたが、本作では父の心を芽生えさせた柔和なキャラへと変更されています。この点は旧来のファンから批判を受けるかもしれません。

 

父の思い、そして復讐に囚われた狂気の心…。同じサイヤ人でも身分の差により歩む道が異なってしまう。現実世界に通じる風刺のような側面もあり、単純な親子愛では語りつくせない濃密なドラマを見せてくれます。

これら壮大なドラマは大胆なキャラクター設定変更から生まれた産物です。旧来のファンは拒絶反応を起こすかもしれませんが、この変更こそが本作の深みを増す要素になっているのです。

 

『ドラゴンボール超』のタイトルはついている物の、もはやサイヤ人の歴史を描いたリブート作のような印象を受けるほどでした。

まさにドラマ映画。サイヤ人の思いで涙まで流れるほどです。これほどドラマが面白いとは思っていませんでした。

 

ブロリーが悪魔から人間へ

『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では悟空の夜泣きに悩まされた挙句復讐心を芽生えさせてしまうという苦しい設定のブロリーでした。しかし、その強大な力の前には悟空たちだけではなく観客までも圧倒されてしまう始末。

ブロリーは自身の無限のパワーで瞬く間に人気キャラへと変貌してしまいました。

 

かつてのブロリーは力任せに暴れまわる凶暴凶悪なサイヤ人でしたが本作のブロリーは野生児のような存在になっています。文明や言葉、コミュニケーションを知らない存在になっていました。

かつては破壊を楽しむ悪魔だったブロリーが本作では何も知らない純粋無垢な男になってしまったのです。

 

ブロリーはパラガスによって彼の暴走を止め従順に従わせる電流の走る首輪をつけられています。

暴走しはじめるとパラガスがリモコンを操作し電流を流す…。そして落ち着かせるという旧映画版のような奴隷的親子関係は健在させつつも、ブロリーの苦しみ方がかつてよりも壮絶になっており、あの悪魔ブロリーに対して憂心を抱くほどです。

 

人の心が通用しなかったブロリーはもはやかつての存在に。フリーザ軍のチライやレモと交流することで人間の心を学び成長していく。パラガスの事を貶されると「お父さんは悪くない」とかばうなど、優男のような印象すら与えてしまうほどブロリーは人間になっているのです。

 

人間の心を宿したブロリーだからこそ、夜泣きに悩まされるという苦慮の設定はいずこへと消えます。

ベジータに対するパラガスの復讐の道具として利用されるのです。圧倒的な力でベジータ王の息子ベジータを倒す。そうすれば復讐は完遂され、自分たちを虐げたものへの罰が下る…。パラガスのせいでブロリーは際限のない力を発揮していきます。

 

圧倒的な力は健在。これぞブロリーと舌を巻いてしまう強大な力を見せつけてくれます。

ブロリーを悪魔から人間へと変貌させつつも、彼のだいご味はしっかりと残す。クリエイターのブロリーに対する熱い思いが垣間見えました。

 

ブロリーは最高にかっこよく、そして恐ろしくも可愛い…。人間味あふれる最強最高のキャラになりました。

 

日本のアニメーションを新たな高みへ押し上げた

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そして、ドラゴンボールといえばバトルが見所。

本作はとんでもないハイスピードの戦いが繰り広げられ、目にも留まらないのでは?と錯覚するほどです。

 

しかし、ハイスピードであるものの作画は破たんしておらず、キャラクターの動きがしっかりと読み取れる見事なアニメーションです。

打撃の重さ、気功弾の熱さまで伝わってくるような濃密なアニメーション。今回は手描きだけではなく、CGも随所に盛り込んでいます。

 

手描きから突如CG作画のバトルに移行するのですが、これが非常に滑らかに変化し注視しなければCGと判別がつかないほどです。

手描きからCGへシームレスで違和感なく移行しており、どこまでが手描きでCGなのか全く分かりません。

バトルシーンの勢いに呑まれていると更に分からなくなるでしょう。

 

日本のアニメーションはこれほどのハイスピードかつ重い映像を作れて、さらにはCGと巧みな融合を可能にしてしまうのかと驚愕の連続。

 

ドラゴンボール超ブロリーは日本のアニメーションを新次元へと誘ったと言っていいでしょう。

バトルシーンだけでも1800円の価値は十分にあります。

 

ドラゴンボールに更なる期待が持てる

ドラゴンボール超ブロリーは100分の上映時間ですが、物語にテンポが軽快なのと後半はバトルの連続故に体感時間が本当に短く感じます。

 

バトルシーンから日常へと移行す場面はあまりにも突然で「もう終わりなのか?」と足元をすくわれるような感覚に陥ったのも事実。

それ故にオチが少し弱いと感じましたが、この作品はこの終わり方しかないと納得させられてしまうのも事実。本作は脚本が本当に強い。

 

ドラゴンボールなのにドラマが面白く、バトルは日本のアニメーション史に爪痕を残ること間違いなし。

シリーズの更なる飛躍が期待できる作品が生まれました。

 

まさに必見。これぞ究極のバトルアクションドラマです!

 

 

『来る』ネタバレ感想 なんだこれは!?日本版『哭声/コクソン』現る!!??

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澤村伊智の小説デビュー作『ぼぎわんが、来る』が実写映画化。岡田准一、妻夫木聡、黒木華などの豪華キャストでも話題のホラー映画。

 

一言で言うと「なんだこれは?」

 

なんなんだこれは?

 

筆舌に尽くしがたい困惑。鑑賞後、この困惑を誰かと共有したくなる衝動に駆られる。

 

なんだこれ!??

 

今年最大級の困惑が来る!!!

 

来る!!!

 

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作品紹介・あらすじ

澤村伊智のデビュー小説であり第22回日本ホラー小説大賞を受賞した『ぼぎわんが、来る』を『嫌われ松子の一生』、『告白』で知られる中島哲也監督が実写映画化。

 

新婚の田原秀樹は謎の存在につけ狙われてしまう。家族に次々と怪異が襲、やがて後輩社員や娘も巻き込まれてしまう。

怯える秀樹は親友の津田を通しフリーライター野崎から霊媒師真琴を紹介してもらう。しかし、彼女の力では太刀打ちできず、日本全国から超強力な霊媒師が集結する。

 

主演は岡田准一。妻夫木聡、黒木華、松たか子、小松菜奈、青木崇高らが共演。

 

 

すっごい困惑するが面白い!

新婚の田原夫妻に次々と怪異が襲う。

田原秀樹の故郷、三重県には言い伝えがあった。妖怪『ぼぎわん』が存在し、人々を連れ去ってしまうという。秀樹が幼少の頃、忽然と姿を消した少女がいた…。

 

ぼぎわんは大人になった田原秀樹をつけ狙い、終には後輩や娘にすら毒牙を向けてしまう…。

 

そんなシンプルな内容なのです。襲い掛かる姿の見えないバケモノ”ぼぎわん”を祓うまでを描いたシンプルな作品。

 

しかし、これが非常に困惑する作品でした。

なぜなら「説明らしい説明がない」からです。

 

序盤から勢いで押しまくる。説明は随所に挟まれるものの核心部分はぼやかしたままで進む。得体のしれない存在が説明のないまま迫ってくる様は確かに恐怖そのものでした。

劇中の人物たちの心理を追体験させるかのような演出は見事だと思いましたね。

 

しかしながら、やっぱり複雑怪奇。

怪異が襲う、襲いまくる。そして遂に霊媒師まで出てくる。ホラー映画の定石ですが、ぼぎわんが強すぎる。

並の霊媒師が戦えばかえって刺激してしまう結果に。強力な霊媒師でも太刀打ちできず片腕を失ってしまう…。

 

なんなんだこいつは?

目に見えないバケモノが霊媒師にすら勝利してしまう前代未聞の展開。

強い、これほど強いバケモノが存在したのか…。一体どうすれば平穏が訪れるんだ!?と恐怖に震える。

 

ぼぎわんによる攻撃は目に見えないものの、攻撃を受けた人は血祭りに挙げられてしまう…。スプラッター描写も豊富で、苦手な人は目を背けたくなるでしょう。

妖怪や幽霊に襲われると心停止などで死の描写は比較的綺麗になっることが多かったですが、ぼぎわんは違います。喰うのです。乱杭歯で噛みつくのです。

 

物理攻撃可能。精神攻撃も可能。そんなオールマイティなバケモノ。妖怪や幽霊ではない!もはや怪獣だ!と思えるような強大さに立ち向かう松たか子。

 

松たか子演じる霊媒師『琴子』がぼぎわんを祓うために参戦する。

国内屈指の力を持つ彼女ですらぼぎわんの強大さには圧倒される。

 

そして全国からぼぎわんを祓うために霊媒師が集結してしまう…。

 

今ここに除霊バトルが幕を開ける!!!

 

…なんだこれは!!???!???

 

困惑が止まらない。困惑から解放させて!と思う暇もなく突っ走る!!!!

 

全国から集う霊媒師。しかし、ぼぎわんが彼らの行く手を阻む。目的の場所へたどり着く前に命を落とす者が現れる。強大な力に恐怖した霊媒師たちが一人でも多く生き残るために個別行動を始める…。

 

姿は全く見えない。それなのに恐ろしいほど強大な存在だと言うことがひしひしと伝わってくる。

霊媒師を介すことでぼぎわんの最強っぷりを巧みに演出してしまうのです…。

これは参りましたね。こんな方法があったのかと…。強烈な印象が植え付けられました。

 

そして除霊バトルが開始。

あまりにも強すぎるぼぎわんは除霊会場を破壊しつくしてしまう。それほどころか周囲の道路や街灯にまで影響を与えてしまう。

 

強い、強すぎる。こんな敵とどう戦えばいいんだ!?

 

っと思っているとこの除霊バトル、どこかで見たことがある…。そんな考えに行きつき、たどり着いたのが韓国映画の『哭声/コクソン』ですよ。

國村準が強烈なインパクトを残したコクソンです。

 

何が何だかよくわからないまま物語が進んでいく点もコクソンにそっくりです。

除霊バトルもコクソンを意識したと思しきノリもありました。なぜか韓国の霊媒師も混ざっていたので「中島監督はコクソン見てるな」とニヤつかされましたね。

 

なんだかよくわからん。でも面白い。なんだこれは。

頭にはてなが浮かぶのに面白いと思わされるのもコクソンにそっくり。

 

まさに日本版コクソンです。勢いとインパクトで押し通してしまう点もまさにコクソン。

足りない点と言えば除霊バトルが意外にも静かだった点。もう少しアゲアゲで行ってくれても良かったんじゃないのかと思います。

 

でもこの作品はぼぎわんと共に恐ろしいのは生きた人間だということを示しています。

自分をイクメンだと思い込んでいるが実際には妻子を顧みない夫や子に罵詈雑言を浴びせる親などが出てくる。

恐ろしいものは人間だということ描いているので除霊バトルが盛り上がらないのは必然なのかと思います。

 

これ以上盛り上げてしまうと作品が持つ恐怖が崩れてしまうんでしょうね。

やはり相応しい演出ってものがあるんですよ。

 

しっかし、変な映画でした。面白いけどすこしとっ散らかっているかなという印象もありましたが、でも面白かったです。

終始なんだこれ!?が付きまといますが、面白かったです。

 

でもやっぱ、なんすかこれ?

 

あ、小松菜奈が可愛かったので100点満点中10000000点ぐらいです。

 

『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』ネタバレ感想 シリーズ全てを否定しぶっ壊しやがった…

2005年に放送された『交響詩篇エウレカセブン』を再構築した新映画シリーズ『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の第二章『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』を鑑賞。

 

第一章はTVシリーズの主人公レントンを軸に物語を再構築し、ファースト・サマー・オブ・ラブの詳細が描かれエウレカセブンシリーズの謎に迫る物語を見せていました。

しかし、テレビシリーズを見ていなければ理解できない構成が目に余り、評価は真っ二つに分かれています。

 

そんな『ハイエボリューション』シリーズ第二章『ANEMONE』はどうだったのか?

なんとも凄まじい…、これまでの全てを否定しぶっ壊す。そして全てのエウレカファンが困惑する。そんなドエライ作品でした。

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作品紹介・あらすじ

2005年にから2006年にかけてTV放送された『交響詩篇エウレカセブン』を新たな解釈で再構築した映画シリーズ『エウレカセブン ハイエボリューション』の第二章。

 

今作ではシリーズ初の東京が舞台となりテレビシリーズでエウレカとレントンのライバル的なポジションだったアネモネが主人公に。

 

世界人工の数十億を死に至らしめた謎の存在「エウレカ」。東京に出現した七番目のエウレカ=エウレカセブンとの戦いを余儀なくされたアネモネを描く。

 

辻谷耕史氏の急逝に伴い、デューイ・ノヴァク役は藤原啓二氏が担当。

 

 

今までは何だったの…?

第一章はレントン・サーストンの物語。

レントンが一人の人間として何をすべきか、何を目指すべきかを描いていました。

しかし、頻繁に発生する時系列の巻き戻しなどで物語展開が難解なものになっており、テレビシリーズ未見の人には理解が程遠い仕上がりでした。

テレビ版の映像も盛り込まれており、しかも当時はハイビジョン作画ではなかったために4:3のスタンダードサイズが劇場のスクリーンに映写される始末。

手抜きとも思える再構築っぷりに困惑させられました。

 

そんな第一章はレントンが旅に出て終わる…。

レントンの物語が第二章でも続く、と思いきや本作はまさかのアネモネが主人公。

 

舞台は東京となりエヴァンゲリオン的なティーザーヴィジュアルが公開されてしまい、設定が上手く呑み込めませんでした。

 

そして肝心の本編も異様な内容。

東京に現れた七番目のエウレカ=エウレカセブンと人類の死闘が描かれ、アネモネはそれに対抗する唯一の存在だった、という内容。

エウレカセブン内へ精神をダイブさせることにより、エウレカ内部世界から破壊を試みる…。そんな奇抜な設定です。

 

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しかも第一章とは全く繋がっていない。レントンが旅に出てからの物語ではなく、第一章は存在しつつも繋がっていない…。そんな展開を見せつけてくるのですから頭ははてなでいっぱいになってしまいます。

 

エウレカ内部はテレビシリーズのような世界でLFOやスカブが飛び交う世界だったのです。

エウレカセブンの内部でアネモネは青緑の髪をした少女と出会う。少女は「レントン」と叫んでいた。

 

エウレカとの戦いで戦果を挙げていくアネモネは奇跡の少女として祭り上げられてゆく…。しかし彼女は青緑の髪の少女が叫ぶ「レントン」の意味が分からない。

 

何度もエウレカと戦い青緑の髪の少女すなわちエウレカと言葉を交わす機会を得たアネモネ。エウレカの口からレントンの意味が語られます。

レントンはエウレカの大切な人であり、彼は既に死んでいると発言。

東京にエウレカセブンが出現した理由もエウレカがレントンを生き返らせるためだったというのです。

 

そしてエウレカは何度も夢をみるとつぶやく。レントンを想うあまり夢を見続けているのです。

テレビシリーズも漫画版もAOも全てはエウレカが見ていた夢だということも語られるのです。

第一章ですら夢の世界…。そんな事実を突きつけられてはアネモネのように動揺するのも無理はないでしょう。

 

あれほど夢中になったテレビシリーズもエウレカの夢だったとは…。一体今までのシリーズはなんだったのか?

 

これまでの全てを否定しぶっ壊してしまったのです。

全ては存在したが夢の世界の物語。この事実をどう呑みこめばいいのでしょうか?

 

ちゃぶ台をひっくり返すような設定。まさに再構築。そんな世界に理解が追いつかない。

 

自分は何を見ているのか?

未だに整理が出来ません。

 

全ては夢。エウレカが見ている世界は夢。しかし、エウレカからみたアネモネのいる世界もまた夢のような物。

夢からの脱却を描いたのが第二章です。

夢なら何でもできる。だけどエウレカの場合は様々な世界に影響を及ぼしてしまう。だからこそ、彼女を夢から脱却させねばならない。

 

アネモネも父の幻想を追い続けている。エウレカセブンとの戦闘で行方知らずになった父の影を追い続けているのです。

アネモネも夢を見ている。だからこそアネモネはエウレカを夢から脱却させようと奮闘するのです。

 

夢の世界では理想をかなえられてもそれは現実にはならないから。現実になっても東京のように不幸なことが起きてしまう。

 

だから脱却せねばならない。夢は夢で断ち切らなければならない。

 

そんなメッセージを込めているんじゃないのかと思います。

 

ですがこれまでの全てが夢だったという事実はどうに受け止めきれないものがあります。

なんだったのか今までは…?