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【極道】超面白いおすすめのヤクザ映画を紹介!【仁義】

仁義なき戦い Blu-ray COLLECTION

濃密な人間ドラマやバイオレンス描写。普通の映画にはない粗暴な男の世界が魅力のヤクザ映画。

日本裏社会の闇を描いた映画の中からおすすめし是非見てほしい作品を紹介していきます。

 

 

 

仁義なき戦い

ヤクザ映画の傑作。

実話をもとにした実録路線の奔り。友情と謀略、そして裏切り…。なぜやくざに堕ち裏社会に生きるようになったのかを描き、濃密な人間ドラマが繰り広げられます。

 

ヤクザ映画だからと暴力などのバイオレンスなどがメインではなく、人間たちのかかわりをしっかりと描きやくざに感情移入できてしまう危険な香りも魅力です。

物語は終戦直後から始まり日本の戦後闇社会を描いているので歴史物の要素ものあります。

 

これを見ずに”実録路線”もといヤクザ映画は語れません。菅原文太らはじめとした俳優陣の鬼気迫る演技は本物の極道かと思うほどの迫力です。

 

仁義なき戦い 広島死闘編

 仁義なき戦いの続編であの千葉真一が粗暴なヤクザ役で出演。その演技が凄まじいもので口にするセリフがほぼ全て名言と言えるほどのギラつく異様な存在感がありました。

 

仁義なき戦いシリーズの中でも名言名場面が最も多い作品だと思うので一作目よりも面白いと思います。

千葉真一がかっこよく見えてしまう…。そんな危険な香りも魅力なんですよね。

 

県警対組織暴力

悪徳警官とヤクザの奇妙な友情関係を描き青春映画のような雰囲気を漂わせています。

癒着することにより街の問題を解決していこうとする菅原文太と、クリーンな警察を標榜する梅宮辰夫との激突…。

激しい暴力描写などはありませんが、それぞれの生き様や思想がとても魅力的です。

 

なんだか現実にもいそうと思えてしまうリアルな悪徳警官を演じた菅原文太の演技が絶品です。

 

沖縄やくざ戦争

沖縄返還の翌年に本土ヤクザの侵攻に備え沖縄のヤクザたちが連合を結成する。

見所は千葉真一や松方弘樹などの俳優陣の馬力ある演技です。物語のテンポも良く、今の方がとは一線を画す力強さに満ち溢れた男臭さに満ちた作品です。

 

アウトレイジビヨンド

暴力描写も素晴らしいのですが、台詞の応酬も素晴らしい作品です。特に塩見三省と西田敏行が怖すぎる。もはや本物の極道にしか見えないほどです。台詞を聞くだけで縮みあがってしまうほどの怖さがある作品。怖すぎです。

 

山口組三代目

あの山口組の三代目組長田岡一雄を描いた作品。山口組や組員が実名で登場する今では考えられない作品。当時も警察で問題視された逸話があるようです。

人情味にあふれていて切なさがある不思議な作品。

ヤクザ映画というより時代劇的な雰囲気すらある味わい深さが魅力。でもこんなのを見てしまうとヤクザが良いものに見えてしまうので危険な作品だと思いますね…。

 

三代目襲名

山口組三代目の続編。戦後間もなくの神戸新開地を舞台に山口組の成長と不良外国人との抗争が描かれています。外国人との友情を描いた場面もあり、多様性と言う物を訴えかけた作品でもあります。

田岡組長の生きざまに惚れそうになる、少し危険な作品。こんな作品は日本で二度と作れないでしょう。

 

ブラックレイン

ハリウッドが描くヤクザ映画。日本の警察と共同で捜査に当たるアメリカ人刑事と日本ヤクザとの衝突を描いており、松田優作の狂気の演技が見もの。

ハリウッド映画なのに日本映画の匂いが漂う独特の雰囲気に包まれた作品です。

 

極道大戦争

タイトルから正統派ヤクザ映画と騙されてはいけません。

噛まれたらヤクザになるヤクザヴァンパイアが登場するヤクザコメディ映画。もはや脚本が破たんしているレベルで狂っている作品です。かなりやりたい放題やっているので必見です。ヤクザコメディと言うべき新たなジャンルを切り開いた作品ですね。

これからヤクザ映画に入門するのもいいかも?

 

北陸代理戦争

現在進行形の抗争を映画化するという今では考えられない作品。この作品が現実の抗争に影響を与えたとまで言われています。

北陸と言うと雪国でのどかな印象があるでしょうが、これを見ると北陸地域の印象ががらりと変わります。

この作品がきっかけで監督の深作欣二はヤクザ映画から身を引いたとまで言われています。それほど影響力のあった狂気的な作品なのですよ。

 

弧狼の血

平成も終わろうとする2018年にまさか1970年代の東映実録路線的作品が見られるとは思いませんでした。

生温い邦画界に一石を投じるバイオレンス描写、俳優陣がホンモノにしか見えない強烈さ。全てが懐かしい、しかし新しい…。そんな矛盾を孕んだ作品です。

現代によみがえった県警対組織暴力と呼べる作品。この時代にこんな男と血なまぐささ溢れる邦画が見られるとは…。感激しました。

 

レビュー記事はこちら!

『孤狼の血』ネタバレ感想 東映の本気を見せてくれるヤクザ映画の新たな傑作! 

 

実録外伝 大阪電撃作戦

大阪を舞台に暴力団の抗争を描いた作品。これも東映実録路線の一つ。

大阪というだけあり関西弁が飛び交うせいかヤクザたちの凶暴さがより際立っています。

松方弘樹、梅宮辰夫とバラエティー番組でも活躍していた面々がここではホンモノにしか見えない演技を発揮。あまりの恐ろしさに印象ががらりと変わることでしょう。

でも個人的には成田三樹夫が印象に残っています。どの作品でもですが、成田三樹夫はホンモノのヤクザにしか見えないのですよ…。

 

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ヤクザ映画というと恐ろしい印象があると思います。確かに恐ろしいのですが、やりすぎなシーンが頻出し逆に笑えてくるという変な状況に陥ることもあります。

特に仁義なき戦いを筆頭とした実録路線は凄く面白いです。俳優陣の演技も迫力があり今の日本映画では考えられないほどの熱気に包まれています。

 

怖いが見たくなる。ヤクザ映画には独特の魅力と色気が放たれているんですよ。