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カメラ初心者が購入前に押さえておきたい5つのポイント

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スマホだけでは物足りない…。
もっと良い写真を撮りたい!

スマホなどで写真を撮影する人も多くなっており「インスタ映え」や「Tiktok映え」なども日常用語として定着しました。

 

「ただ撮るだけではなくもっと綺麗に本格的に撮影したい!」と思っている人もいるでしょう。

ですが以下のように

  • 良いカメラ(一眼レフ)なら良い写真が本当に撮れるの?
  • 初心者が一眼レフを買っていいのか?
  • カメラの種類が多すぎてよくわからない
  • レンズマウントって何?
  • ミラーレス?一眼レフ?違いは何?

こんな疑問をもっていて購入する決心がつかない人も多いはずです。

 

今回は本格的にカメラを始めたい人の疑問に答えるため、最低限抑えておきたい5つのポイントを紹介していきます。

 

必須のポイントを押さえて是非カメラを購入してみてください。

  

 購入前に押さえておきたい5つのポイント

1.デジカメは3種類存在している

なんかカメラの種類多くない?

一般ではカメラを一言でデジカメ(デジタルカメラ)と呼びます。

 

しかしデジカメには3種類存在しています。

 

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)

コンパクトデジタルカメラの略称でその名の通りコンパクトさが売りです。

 

レンズと本体が一体化しており、基本的にはポケットや鞄に入るサイズのデジカメです。

 

機種によっては見た目が一眼レフのような大型なものや、高倍率ズームに対応している物もあります。

 

一眼レフ

レンズ交換式のカメラです。

カメラ内に鏡(レフ)があり、それに映った景色を光学式ファインダー越しに見ながら撮影します。

 

景色をそのまま映しているのでファインダーからは実景と変わらない様子で撮影が出来ます。

 

ストロボなどのアタッチメントも取り付けが可能で「これぞカメラ!」といった見た目をしているのも特徴。

主に報道や写真家などが利用するイメージを持つ人もいるでしょうが、一般でも普及しています。

 

ミラーレス一眼

ミラーレス一眼とは一眼レフの鏡(レフ)を取り除いたレンズ交換式カメラです。

ファインダーは電子ビューになっています。

 

分かりやすく言えばレンズと撮像素子(センサー)が捉えた景色を小型のモニタで確認しながら撮影します。

 

カメラ内に鏡がないのでその分一眼レフよりもコンパクトかつ軽量化されており、近年ではプロの世界でもミラーレスに乗り換える人が増えており、カメラのスタンダードになりつつある形態です。

 

デジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼を「デジタル一眼、略してデジイチ」と総称します。

 

2.使用用途は何か?

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一概にデジカメと言っても何を撮影したいのかで選ぶ機種が変わります。

 

ただ単に旅行などの場合は携帯しやすいコンデジが良いでしょう。

しかし、背景をぼかしたい!ポートレートを撮影したい!となるとデジイチが必須となります。

 

星空を撮影したいなら高感度に強いセンサーを搭載した機種と明るいレンズが必須になります。

 

使用用途は何なのかをよく考えてから購入しましょう。

ただ単に写真が撮りたいだけならスマホでも十分です。

 

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3.デジタル一眼を買っても良い写真が撮れるわけではない

「良いカメラなら良い写真が撮影できるんでしょ」

「そうそう、プロは高いカメラ使ってるから良い写真とれるんでしょ」

これは大きな間違いです。

 

高級カメラを買えばみんなの注目を集める素敵な写真を撮れるなら、世の中プロカメラマンだらけになってしまいます。

 

良いカメラを買ったからと言って良い写真が撮れるわけではありません。

良い写真を撮るには撮影者の「技術」が必要になります。

 

ですが技術がある人だけがデジイチを買っていいということではありません。

 

欲しいと思える理由があるのならまずは購入してみましょう。

カメラの使い方を覚え撮影を続けていけば自ずと技術が向上してくるはずです。

まずは購入し撮影回数を増やしましょう。

 

4.レンズマウントに注意

Fマウント?EFマウント?よく分からない!

フィルムカメラの頃から一眼レフにはレンズマウントというものが存在しています。

レンズとカメラ本体を接続するシステムで、メーカーごとに規格が異なっています。

 

ニコンはFマウント、キャノンはEFマウントを採用しておりカメラ側のマウント規格とレンズ側のマウント規格が同一でなければ装着できないのです。

 

カメラを購入する前には欲しいカメラがどのマウントを採用しているのかに注意しましょう。

規格によっては用途を満たすレンズが不足していることもあります。

 

カメラ購入の際はメーカーだけではなくレンズマウントも考慮しておきましょう。

 

5.初心者はレンズキットを購入しよう

デジイチを購入するとき前述のようにレンズマウントで悩んでしまうことでしょう。

 

この悩みを手っ取り早く解決する方法は「レンズキットを購入」することです。

 

レンズキットとはカメラ本体とレンズがセットになっており購入後すぐに撮影できるのです。

レンズで悩むならまずはレンズキットを購入しましょう。そうすればすぐに撮影でき一日でも早い技量向上に努めることができます。

 

このレンズはイマイチだと感じた時に新たなレンズを購入する流れでも良いと思います。

 

5つのポイント総まとめ

カメラ初心者が押さえておきたい5つのポイントは簡潔にまとめると以下になります

  1. デジカメは「コンデジ」「一眼レフ」「ミラーレス一眼」の三種類ある。
  2. 使用用途によりレンズや本体が変わる
  3. デジイチだから良い写真が撮れるとは限らない
  4. メーカー、機種ごとにレンズマウントが異なる
  5. レンズマウントで悩むならレンズキットを購入するべき

以上の点を抑えてカメラをぜひ購入してください。

 

カメラは素晴らしいものです。日常を綺麗に切り取ってくれるので何年先まで思い出を残せてしまえるのですから。

 

素晴らしい世界が待っています。

 

デジタル一眼を安く手に入れるには?

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デジタル一眼は値が張るものも多く、金銭面で購入に踏み切れない人も多いでしょう。

 

そんなときは新品に拘らず中古を購入するのも手です。

でも中古って不安がある… 

その不安分かります。

 

カメラのキタムラは買取時にスタッフがしっかりとチェックして、販売時に状態をランク付け表記しており安心して購入できます。

中古商品も1週間以内であれば返品も可能です。

 

新品に拘らずまずは中古から初めて見るのも手です。

カメラのキタムラで購入する

【芸術の域】神のように画力の高い(絵が上手い)漫画家20選!

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漫画大国日本には様々な漫画が存在しています。

世界的に知られた漫画も多く、まさに多様性の宝庫。

 

そんな漫画の中で特に画力の高い(絵が上手い)漫画家を紹介していきます! 

  • 上手い絵が見たい!
  • 知らない漫画家に出会たい!
  • 漫画の知識を広めたい!

こんな人にオススメの記事です!

 

最後まで読めばまだ知らない漫画家に出会えます!

漫画の世界が広がりますよ!

 

 

画力の高い漫画を今すぐに読むなら「Renta!」

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CMでも話題の漫画配信サイト「Renta!」は様々な漫画が読めるサイトでここで紹介する多くの作家作品をすぐに読めます!

 

ポイント!
  • すぐに読める!
  • CM放送中
  • 無料サンプルで立ち読み可能!

 

Renta!なら無料サンプルを配信しているので、単行本冒頭数ページを無料で立ち読みできます。

 

ネットにさえ接続していればいつでもどこでも漫画をレンタル可能!

電車内、旅行先で漫画が読めちゃいます!

 

これから紹介するすべての作家が読めるわけではありませんが一度利用してみてください。

Renta!で読む

大友克洋

代表作:AKIRA

緻密な描きこみと大胆な構図は実写以上のインパクトがあり、手塚治虫から受け継がれた日本漫画の文法を完全に破壊したと評されています。

 

大友克洋の出現で日本の漫画表現は大きく飛躍したとも言われています。

彼無くして現代日本漫画を語ることが出来ないほどでしょう。

 

破壊描写、風景描写がリアリスティックで写真を見ているのかと錯覚するほどです。

 

緻密すぎて酔いみたいな感覚に襲われるほど。これが30年以上前に存在したのは驚愕しかありません。

 

次元が違う漫画家です。

 

大友克洋の絵は未だに現役です。時代性に囚われないとんでもない漫画家。

 

岸本斉史

代表作:NARUTO

キャラクターを描くのが上手すぎる。

どのキャラも作中での生を感じるほどに生き生きとしています。バトル描写の躍動感も相まって物語の説得力を極限まで高めています。

 

大ゴマや見開きのインパクトは壮絶でそこだけ切り取って飾りたいと思うほど。

書き込み量も凄いが躍動感ももっとすごい。そんな相反する要素を平然と盛り込んでしまう天才。やはり天才か…。

 

これほど魅力あるキャラを描ける漫画家は中々いないと思う。

漫画は物語と同時にキャラも大事と理解させられてしまう漫画家です。

読めば海外で人気が高い理由も頷けます。

 

井上雄彦

アジア圏で高い人気を誇る『スラムダンク』の作者。

動きのある絵も魅力的ながら、どっしりと構えた静かな人物画が凄まじい。

 

時折見せる水墨画のようなタッチには声を失うほど。これが本当に漫画家なのか?と驚くしかないのです。

ジャンプ出身漫画家ながらも他の追随を許さない芸術家路線をひた走る驚異の漫画家。

 

日本漫画の多様性を示すクリエイターのひとりです。

 

森薫

代表作:エマ 乙嫁語り

森薫先生最大の魅力は緻密な描きこみです。

キャラクターの衣装に異様なまでのこだわりを見せています。

本物の民族衣装のように模様や装飾品までしっかりと描き込み、モノクロの漫画なのに鮮やかな色彩を感じさせます。

 

その圧倒的な描きこみはキャラクターの存在をリアリティあるものへと昇華させています。

 

緻密こそが作品を鮮やかにしキャラクターに命を授ける。そんな情熱を絵から感じます。

こだわり抜かれた衣装や背景だけでも十分に楽しめてしまう漫画家です。

 

荒川拡

男性はムキっと、女性はムチっと。健康的な肉体描写が魅力の漫画家。

バトルシーンの描き込みと躍動感は少年漫画随一だと思います。

 

キャラの描きわけもしっかりとできており、どのキャラも豊かな表情を見せてくれるので読んでいて飽きません。

 

日常の一コマにすら躍動感を感じさせ、まさにキャラが生きていると痛いほどに感じさせられます。キャラの息づかいを感じられるほどなんですよね。

作品に真実味と生命力を与える力強い絵を魅せてくれます。

 

この世界のキャラクターは生きているんだと確信をもって読ませてくれます。

最終回が名残惜しくなってしまうほどに…。

 

荒木飛呂彦

代表作:ジョジョの奇妙な冒険(シリーズ)

初期から画風が大きく変わった作家の代表例、

 

初期は劇画的だった作風も、今では西洋美術を感じさせる独特なタッチへと変貌。

印象派のようなタッチで描かれるジョジョシリーズは漫画というよりも芸術を感じさせます。

 

個展などで披露されるイラストの数々をみると「荒木先生は芸術家なのだな」と強く思わされました。

荒木先生の絵を再現できる人はいないんじゃないのかと…。

 

それほど独特なタッチなのにしっかりと動きを感じさせるのが凄すぎです。

日本で印象派タッチを駆使しながら確かなる”漫画”を平然と描けてしまうまさに”奇妙”な漫画家です。

 

浅野いにお

キャラクターの繊細な感情の機微を表現できる繊細な漫画家。

一つの感情をキャラによって見事に描きわける様は圧巻。

カラーも非常に美しく、漫画というよりもアートを思わせます。

 

やっぱり感情表現が凄い…。胸を抉るような真実味に迫る描写が多くて、読むと複雑な感情になります。

時には本を閉じたくなるほど…。演出力がものすごい作家です。

 

物語だけではなく絵で読者を追い込む作家は中々いませんよ...。

 

天野こずえ

非常に美麗なカラーが印象を残す漫画家。

ARIA、あまんちゅ!と水と関連づいた作品を手掛けており、青の表現がとても素晴らしい。

モノクロでも水の青々とした香りすら伝わってくるほど、柔らかな作画が楽しめます。

 

とても美しく静謐とした作画。しかし、時には情を感じさせる激しさを見せてくるのもインパクトがあり、それが途方もないアートになっています。

 

心を落ち着かせてくれる奇跡の漫画家。読むと清らかになれます。

 

鳥山明

鳥山先生が描く作品は非常にシンプルな作画が特徴。

無駄が一切なく、コマがすっきりとしていてとても見やすくスラスラと読めてしまいます。

 

すっきりしているからといって淡泊で魅力が無いわけではなく、キャラは生命力あふれたアニメーションのような滑らかな動きを描く力強い作画を見せてくれます。

 

人物は非常にシンプルですがメカ描写は逆に緻密です。

緻密なメカとシンプルなキャラという相反しそうな要素が見事にマッチしており、作品を無国籍な独特な世界観へといざなっています。

いつ読んでも古臭さを感じさせないんですよね。

 

読むとなぜドラゴンボールが世界的なコンテンツになれたのかは鳥山先生の作画が証明してくれます。

 

板垣恵介

代表作:グラップラー刃牙(刃牙シリーズ)

異様なまでのテカった筋肉。人間離れした身体描写。独特な目鼻立ち。

ぶっちゃけ遠近感だとかそういった絵としての正しい表現は無視している漫画家様。

 

それ故に「この人上手いの?」って感じる人も多いはず。

私も最初は独特の画風に嫌悪感を抱いた。読んでみるととんでもない躍動感に満ちていて夢中にさせられたのです。

コマとコマの間にある動きが容易に補完でき、静止画なのに動いているような錯覚を覚えます。

 

そしてキャラの描き分けがしっかりと出来ているのもポイントが高い。

キャラが戦いで得た傷なども週刊連載なのにしっかりと忘れずに描きこむのも凄い。

 

こだわりの強さで殴る漫画家です。

 

こちらの記事もチェック!

▼バキシリーズ初心者向け解説記事を是非読んでください!▼

【二期決定】バキ(刃牙)シリーズまとめ!知らない人へあらすじやアニメ情報を解説! 

山口貴由

板垣恵介のように独特の画風が魅力。

男性キャラが中性的に見えるので好みが分かれる点かも。

しかし、鬼気迫るような絵の数々は読んでいくにつれて寒気を催すほどです。

 

なんかすごい…、と漫画から圧力を感じるほどの異様な画風が恐怖感を生むんですよね。

 

内臓が出る、四肢切断ありとバイオレンス描写も盛りだくさんな漫画家。

バイオレンス描写も独特な魅せ方をしてくるので死闘の説得力を増しています。

こりゃマジで痛そうって思わせる。

 

全ての作品に美学と信念を感じさせる。拘りぬく漫画家なのです。

大暮維人

非常に美しい女性キャラを描くことに定評のある漫画家。

男性、女性共にスラリとしたスタイルの良いキャラを描いてくれるので、目の保養になります。

 

人物だけでなく背景も丁寧に描きこんでおり、奥行きの表現もしっかりとしているので読むだけで作品世界に吸い込まれそうになるほどの力量を持っています。

 

線は柔らかで繊細なのですがスピード感があるんですよ。

女性キャラは透明感もあり美人画のような楽しみ方も出来てしまいます。

 

画集が欲しくなる作家の一人です。

小畑健

キャラクターの丁寧な書き分け、背景にや小道具に至るまで緻密なほどに描きこむ…。

シーンによって陰影もしっかりと描くので、キャラの心理まで丁寧に伝えてくる異常な作画が魅力です。

 

ヒカルの碁では日本漫画らしいデフォルメをしつつも時折日本画のように秀麗で繊細なタッチをみせ、デスノートでは作品の緊張感を高めるために写実的な画風にするなど、神経質なまでに作風へのこだわりを見せてきます。

 

もはやカメレオン。作品ごとに人が変わっているのではと思うほどタッチが変わる。

そして全てが上手い。素晴らしい作画の数々には敬服してしまうほどです。

 

浦沢直樹

人物描写がとことんうまい。

多種多様なキャラクターを巧みに描き分け、アジア人と西洋人の描き分けまで出来てしまう凄腕を持っています。

 

感情表現が素晴らしく、単純な感情表現でさえ読者の胸を穿つような繊細な機微を見せてくるので、読んでいて本当に楽しくなる漫画家です。

 

ストーリー構成には色々と突っ込みたくなるところはありますが、絵の美味さは天下一。

人物を描かせたらこの人の右に出る人は中々いないのでは?

 

三浦建太郎

代表作:ベルセルク

荒々しい作風が魅力で、ハードな世界観の説得力を更に力強いものへと高めています。

気が狂うほどの描きこみ量、暴力的ともいえる勢いある戦闘描写などどのコマも目が離せないほどの力量を見せてくれます。

 

長期休載することでも有名ですが、ベルセルクを読むと「この画力を維持するには一定の充電期間が必要なんだろうな」と思えるほどの描きこみ具合を見せてくれます。

カラーイラストは宗教画のような芸術性を見せてくれるので、モノクロとは違った印象で楽しませてくれます。

 

日本のハードファンタジーを代表する漫画家。匂いまで伝わってきそうな作画は必見です。

 

Boichi

韓国出身で日本の漫画界で活躍するグローバルなクリエイター。

作風は少しクセがありますが、キャラの造形は絶品です。

 

緻密に描き込まれた筋肉の筋や血管。一本一本数えられそうな髪の毛…。

漫画というよりも彫刻のような立体感あるキャラがとてつもない色気を放ってきます。

 

韓国の漫画家も途方もない技量をもっていると驚嘆させられます。

日本の作家もうかうかしてられませんね…。

 

原哲夫

ザ・劇画。

劇画を極めた男。際立つ陰影、キャラの凛々しい表情…。圧倒的な圧力を感じます。

 

漢(おとこ)の漫画を描く達人。男の匂いが伝わってきそうな作画。

いつの間にか男臭さの波に呑み込まれてしまうことでしょう…。

絵に押しつぶされそうになるほどです。

劇画ジャンルはこの人なくては語れないでしょう。読むと漢が磨かれ高まるような気がします。そんな熱気をペンに込めている偉大な作家なんですよ。

 

達人中の達人。男が惚れる驚異の作画を見せてくれます。

 

村田雄介

漫画をアートにしてしまう漫画家。

これほど絵が上手い漫画家は中々いないのではないでしょうか。

 

アメコミ業界でもその名を轟かせているほどの手腕を持っています。

パース、人物描写...描かれる全てが完璧。

これほど緻密で躍動感のある作画が出来るのに、かつては週刊少年ジャンプで連載していたのですから驚きです…。

 

現代の日本漫画を代表する作家の一人だと思います。

この人無くして現代日本漫画を語ることが出来ないほどだと考えています。

それほど絵が上手い。個展があるなら是非足を運びたいです。

 

中田春彌

代表作:Levius

台詞は横書き、漫画は左綴じと他の作家と一線を画する制作法を取る。

その独特の制作法と日本離れした画風は最初読んだときにバンドデシネを想起させたほど。

 

あまりにも緻密な書き込みはフィレンツェ派絵画のような印象がある。

正直バトル描写などは少し見づらいと感じることはあるものに、静かな場面はあまりにも上手すぎる。

 

日本人でこんな絵を描ける人がいるのかと驚嘆させられる。

 

一度でいいから読んでほしい。衝撃と衝撃が襲い掛かること間違いなし。

唯一無二の才能を持っていると思わせる型破りな漫画家。

 

坂本眞一

代表作:イノサン

初めてみたときは「漫画なのか?」と驚きました。

人物の描写がとてつもなく写実的かつ官能的で近世の西洋美術のような印象がありました。

 

近世フランスを舞台にした「イノサン」の作画はあまりにも耽美。

耽美な作画が近世フランスを幻想的な世界へと押し上げているのです。

 

どの描写も写実的。ハードな描写もなぜか美しく見えてくる倒錯感。

何もかもが美しく、そこはかとなくフェティシュさを感じます。

こんな漫画家が日本にいるのか!?と終始驚愕されたほど、惚れそうになる人物描写が魅力です。

 

まさに芸術。漫画を超えた漫画を描いた天才です。

 

『アベンジャーズ/エンドゲーム』おもちゃ情報まとめ!おすすめはこれだ!

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(C)2019 MARVEL

公開が迫り盛り上がりを見せている『アベンジャーズ/エンドゲーム』

なかなか情報が出てこずやきもきしている人も多いはず。

 

今回は

  • どんなおもちゃが出るの?
  • アクションフィギュアはある?

といった疑問点にこたえるため情報をまとめました。

 

▼アベンジャーズやアメコミ映画に興味がある方はこちらの解説記事を読んでください!▼

 

フィギュア

S.H.Figuarts(フィギュアーツ)

日本のバンダイが発売する可動(アクション)フィギュアシリーズ。

大きさも15cmほどと置き場を選ばないコンパクトさで、存分に遊べる魅力のアイテムです。

アイアンマン マーク85

アイアンマンもマーク85に。

マーク50のようなスタイリッシュで流線型のフォルムが魅力的ですね。

アイアンマン マーク50 ナノウウェポンセット
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ アイアンマン マーク50 ナノウェポンセット2(アベンジャーズ/エンドゲーム) 約155mm PVC&ABS&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) (2019-05-31)
売り上げランキング: 5

 

 

マーク50のウェポンセット。

ウォーマシンのような派手さを感じます。

S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ キャプテン・アメリカ(アベンジャーズ/エンドゲーム) 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) (2019-05-31)
売り上げランキング: 2

歴代と変わらぬ伝統的なデザイン。

これぞキャプテンアメリカといった風格がでていますね。

ローニン
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ ローニン(アベンジャーズ/エンドゲーム) 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) (2019-05-31)
売り上げランキング: 4

ホークアイがローニンへ。

一体彼に何があったのか…。物語の注目点の一つです。

ブラック・ウィドウ
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ ブラック・ウィドウ(アベンジャーズ/エンドゲーム) 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) (2019-04-30)
売り上げランキング: 7

より洗練され戦士のような雰囲気を纏っています。

生き残った彼女の活躍に目が離せない。

アントマン
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ アントマン(アベンジャーズ/エンドゲーム) 約195mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) (2019-04-30)
売り上げランキング: 6

デザインは大きな変化はなく、これぞアントマンと一目で分かります。

量子世界からどうやって脱出したのか?物語のキーになる気がします。

サノス

宇宙の生命半分を消した帝王。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの時のような鎧姿です。

これぞ悪といった恐ろしい風格があります。

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Hottoys(ホットトイズ)

香港のアクションフィギュアメーカー。

本人そっくりな表情、細部までこだわりぬかれた造型が魅力のハイエンドトイメーカーからフィギュアが登場です。

 

アイアンマン マーク85

 

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出典:Hottoys


【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エンドゲーム』1/6スケールフィギュア アイアンマン マーク85 | 株式会社ホットトイズジャパン

 

さすがのHottoysです。 トニーそっくりの造形、光沢のあるスーツ。

まさに文句なしの出来栄え。

 

これが最もオススメしたいアイテムですが、なかなかお値段がするのがネックです。

サノス

 

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出典:Hottoys

【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エンドゲーム』1/6スケールフィギュア サノス | 株式会社ホットトイズジャパン

 

帝王の風格を存分に引き立てる最上級の造形。

映画から飛び出してきたような姿です。このまま指パッチンされそうですね。

これもオススメです。というかHottoysなら間違いなしです!

 

しかしハイエンドおもちゃなので値段が凄いです。

トイサピエンスでは4月15日よりイベント開催!

Hottoys東京フラグシップストア『トイサピエンス』で4月15日から6月2日まで実際に撮影で使用されたコスチューム展示や限定アイテムの販売が予定されています。

 

劇場販売限定前売り券(ムビチケ)も登場

3枚一組になったコレクタブルカードセット付き前売り券(ムビチケ)が登場。

4月5日より発売。

 

4セットから選べます。

 

まとめ

公開が近づき徐々にグッズ情報も出ています。

 

やはりHottoysがオススメです。

圧倒的なリアルさと高級感があり、所有欲を満たしてくれるでしょう。

 

おもちゃがあるだけで映画をより楽しめますよ。

新元号『令和』時代に見たい万葉集を扱った2つのおすすめ映画

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新元号『令和』は万葉集から出典されました。

日本最古の歌集であり、日本人なら誰もが知る古典中の古典。

 

そんな最古を扱った2つの映画作品を紹介していきます。

 

 

言の葉の庭

劇中では万葉集の一節が重要な要素となるラブストーリーです。

1時間に満たない作品ですが、映像が非常に美しく詩的な物語との相乗効果で芸術のような雰囲気を纏っています。

 

時間の流れも緩やかで、現代を舞台にしているはずなのに古の時代を見ているかのような感覚に襲われる不可思議な作品。

 

視聴可能サービス:U-NEXT Hulu Amazon

君の名は。

日本で大ヒットを記録した作品ですが、本作にも万葉集が少しばかり関わっています。

作品タイトルと物語に万葉集が密接に関わっています。

 

映像は美しく、RADWIMPSの激しい音楽は激情を刺激してきます。

劇中に登場する万葉言葉とは不釣り合いに思えるJ-POPが見事に混ざり合う矛盾が、この作品の異様なまでの美しさを際立たせているのです。

 

現代でなければ作られなかった過去と現在の物語。

万葉集がなければ生まれなかった傑作です。

視聴可能サービス:U-NEXT Amazon

まとめ

万葉集を扱い物語に深くかかわる2作品をお届けしました。

 

どちらもとても美しく、自然と涙がこぼれてくるような素敵な作品です。

万葉集を扱いながらも難しさは一切なく誰もが見ても楽しめる普遍的な作品になっているのが両作品とも凄い点です。

 

2作品とも『天気の子』を控える新海誠監督が生み出した作品なので、映像の美しさは折り紙付きです。

『天気の子』にも万葉集が関わっているかも?と期待してしまいますね。

 

映画から万葉集を学んでみるのも良いかもしれません。

平成生まれが体感した激動の平成カルチャー史を振り返る

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新元号が『令和』に決まり、平成も終わろうとしている。

平成生まれとして自分が生きた時代の終焉を受け止めることは中々難しい。

 

平成は様々な技術が生まれては散っていった時代。バブルがはじけて失われた○年と言われ経済が停滞したとも言われている。

 

しかし、平成は様々なカルチャーが誕生した。

消えることなく一つの文化として受容されたものもあれば、ノスタルジーの一部となったものなど多種多様。

特にサブカルと呼ばれるものは世界的ヒット作になったものもある。

 

今回はそんなカルチャー史に焦点を当てた回顧録。

なおサブカル成分多め。

 

なるべく時代が古い順に記している。

「あ~あったなあ」と思ってくれれば幸いだ。

 

 

90年代 平成初期

この時代は様々なカルチャーが生まれた。

生き残ったカルチャーの中には世界的なものへと成長したものも多く、全く知らないバブル時代よりもサブカルは急成長を遂げた時代だと感じている。

 

そんな平成初期をまず振り返ってみたい。

かめはめ波と超サイヤ人にあこがれた幼少期

平成のサブカルチャーといえば今や世界的な存在となった「ドラゴンボール」、特に89年からスタートした「Z」は外せないと思う。

 

記憶に残るのは人造人間編のOP。お馴染みのCHA-LA HEAD-CHA-LAにのせてコードがうねうねと伸びてくるシーンが印象的。

 

そんなドラゴンボールを見て自分も努力すればかめはめ波や舞空術が出来るんじゃないのかと思った。

気合を入れれば超サイヤ人にもなれるって思っているし今でも思っていたりする。

 

魔人ブウ編でビーデルと悟天が悟飯から舞空術を学ぶシーンを真似た人って多いよね?

 

しかし、アマプラやNetflixで再見してみるとテンポが悪いこと…。

これが世界中でウケたのだから驚き。面白い作品にテンポは関係ないってことかな…?

ゲームに出会い人生が狂う

初めて触れたゲーム機は90年発売のスーパーファミコン

スーパーマリオワールドに熱中した。コインを全部集めようと必死になったり。

 

とにかくゲームっていうものは凄かった。

一人でも熱中できる、友達とやればもっと面白い誰でも楽しめる夢のような機械だと思った。

 

「スーパーファミコンミニ」も出て買おうかな悩んでいたりする。マリオRPGやりたいな。

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怪獣王がスターだったあの頃

平成初期のカルチャーを語る上でドラゴンボールと並んで欠かせないのが89~95年に公開された「平成ゴジラ」だ。

 

平成ゴジラシリーズはとんでもない人気だった。 「シン・ゴジラ」も人気があったが平成ゴジラは数年に渡り人気を維持していたから凄い時代だった。

 

この頃の少年少女にとってゴジラは一大スターだった。

平成ゴジラを再見するとなんだか「特別」を感じる面倒くさい老害になったものだ…。

「ジェンダーレス」の始まりだったかもしれない『セーラームーン』

92年から漫画、アニメが始まった「美少女戦士セーラームーン」は男女問わず人気があった。

 

女の子向け作品と言われていたが男児も飛びついた作品。面白かったものね。

男女隔たりなく共通の話題として話せるコンテンツだった。

 

今思うと「ジェンダーレス」ってものはセーラームーンが始まりだったのかもしれない。

こんなに続くとは思わなかった「コナン」

まさかこれほどの長きにわたり続くとは思わなかった94年連載開始の「名探偵コナン」

 

まさか日本映画トップの興行収入を記録するシリーズになるとは…。

しかし、一体いつ終わるのだろう?

 

とうとう新一は平成のシャーロックホームズに成れずじまいだったね…。

多くの人生を変えたパソコン

Windows95の存在はあまりにも大きい

95年、初めてのIT。

これでパソコンに初めて触れた人も多いはず。

 

自分もそうで、ネットに接続することはこの時なかったがゲーム機とは全くちがう存在に胸が高鳴った。

ペイントでひたすら絵を描いてた記憶がある。

 

「ガガガリガリガリ」のHDを読みこむ音を聞くと懐かしくて涙が出そうになる。

エヴァの登場、それ以降の世界

95年エヴァ。ぶっちゃけ放送当時は見ておらず後追い。

 

でもこれ以前と後で日本のアニメーションの作り方は大きく変わったように思える。

深夜アニメや現代のネットアニメに繋がる要素が盛りだくさんのような。

 

平成を語る上でもアニメ史を語る上でもやっぱり外せない存在。

エヴァはなんだかんだ世界を変えた作品だと思う。

コギャルの衝撃

93年ぐらい?

いつの間にか街に出現していたコギャル。

なんだったんだろうかこれは。

 

偏見だがコギャルというと日焼けした肌を連想してしまう。

あれ?これってヤマンバだっけ?よくわからなくなってきたぞ。

たまごっちはある意味でスマホ並の存在だった

96年登場育成ゲーム機たまごっちが異様な人気になった。

白いたまごっちはステータス。超高級車を持ってるような存在になれた。

 

爆発的ヒットになった理由はよくわからない。シンプルだったのがよかったのかも。

 

当時の人気は凄まじく、歩きスマホならぬ歩きたまごっちしてた人もいたような記憶がある。

けつばん、バグ技の魅力

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https://ゲームまとめ情報.net/archives/38401

96年登場、リザードンとフシギバナが鎮座するパッケージのポケモン第一作。

瞬く間に世界的コンテンツへと成長したポケモン第一作はゲーム性の面白さもさることながら、バグが多かったことも魅力の一つだったと思う。

 

特定の操作をすればすぐにレベル100に出来て、アイテムを増殖させたり、ミュウを捕獲したりとね。

 

ネットもまだまだ普及していない時代に、日本中の子どもたちがバグ技のやりかたを知っていたのだから凄まじい時代でしたよ。

 

やっぱりけつばんの存在はでかい。

 

モー娘。時代、つんく♂の隆盛

97年モー娘。デビュー。

彼女たちは大ブームになり「LOVEマシーン」は老若男女問わないヒット作になった。

 

その後つんく♂プロデュースのハロプロアイドルが多数登場し、絶大な人気を誇りアジア圏にも波及。

 

当時はおっちゃんでも「LOVEマシーン」歌ってたんだったね。凄い時代だ。

アイドルと言えばモー娘。を連想するアラサー以降の方は多いかと。

セガサターン、シロ!

強烈なインパクトを誇ったSEGAのCM「せたが三四郎」は97年にデビュー

 

セガサターンの販売促進になったのかは分からないけど、このCMは毎回楽しみだった。

 

とうとう地球を救うため宇宙に飛び出す壮大なストーリーに「これは何のCMだったかな?」と疑問になることもあったけども…。

 

平成の終わりにせがた三四郎が復活したと聞いたときは嬉しさよりも驚愕の方が大きかった。

22年ぶりに復活した「せがた三四郎」が熱すぎる。体感80kgのセガサターンを背負い、コントローラー連打で血が出たCM裏話語る(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース

当時はけつばんが欠番であることを理解していなかったので真面目にポケモンの名前かと思っていた。

三つの傑作、光の巨人再び

平成初となるウルトラシリーズが始まる。

96~99年にかけて放送された「ティガ」、「ダイナ」、「ガイア」の三つは思いで補正もあるかもしれないけど、どれも傑作だった。

 

特に「ティガ」最終三話の衝撃は大きく、物語のダークさには泣きそうになった。

 

ウルトラマンが負けるのか!?いや、それはあり得ない!

こんなことをテレビの前で願ったもの。

 

ダイナの最終回はあっけにとられ、ガイアでゾグの天使と悪魔の姿には畏怖した。

どの作品も終盤が衝撃の連続でとてつもなく面白かった。

 

ウルトラマンは永遠ですよ。

CDバブル、だんご三兄弟は耳に残る

99年、CDバブル時代になりレコード店に行く機会が増えた。

アニメやゲームの音楽もあるんだなあと漠然と眺めていた。でも子どもの小遣いではCDを買うことも難しかったのだけど。

 

そんな時代を象徴するかのように「NHKおかあさんといっしょ」から生まれた楽曲「だんご三兄弟」が異常な人気で品薄に。

 

CDが品薄になるって今では考えられないが、当時は入荷予約をしたほどだ。

なんでこんなに夢中になったんだか…。でも耳に残るから未だに即興で歌える。

呪われると思った「リング」

98年公開の「リング」ね。

 

本編を見ただけで呪われるんじゃないかと思うほど怖かった作品。

今でも進んで見直したいとは思わないトラウマ作。

 

「リング録画した」という友人のビデオテープは呪いのビデオにしか見えなかった。

スマブラは必須ソフトになった

99年発売「大乱闘スマッシュブラザーズ」はNINTENDO64の定番ソフトになった。

 

当時、友達と遊ぶときは「スマブラ」があれば何とかなった。

というかスマブラがなければ始まらなかった気がする。

 

略称は「スマブラ」派が多数だったが時々「大乱」派が居た。

デジモン派だったよ、この時は

99年に登場しポケモンの影響を大きく受けていたデジモン。

 

ポケモンと違ってかっこよさ路線だったデジモンにどハマりした。

当時はポケモンよりもデジモンの方が楽しみだった記憶がある。

デジモンアドベンチャーは不朽の名作。

 

triはまだ見てません。

 

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00年代 平成中期

IT時代が本格化。しかし日本は乗り遅れた感じがした。

世界中がハイテクに進むなか、日本の進化は鈍足だったと思う時代だった。

しかし、カルチャーの進化は止まらず世界に羽ばたくものも多かった時代。

 

成長は鈍かったかもしれないが、確かに進んでいた平成中期を振り返ろう。

 

イチロー、衝撃のメジャーデビュー

00年にアメリカメジャーリーグで衝撃デビューを果たしたイチロー。

 

彼の連続安打数記録は長年にわたって続き、レジェンドとして米国でも確固たる地位を気づいた。

 

イチローは野球を知らない人でも知る名前となり、日本では野球の代名詞になった。

アメリカでも彼の存在は大きい様子で目標にして成長した人もいたようだ。

 

野球界のレジェンド、イチローの存在はあまりにも大きすぎる。

遊戯王、カードゲームの一般化

コナミの遊戯王カード発売は99年。もっというとバンダイ版遊戯王カードもあったけども…。

00年代とは微妙にずれているが、本格的に流行したのは00年代になってからだと思う。

 

遊戯王以前に「マジック・ザ・ギャザリング」や「ポケモンカードゲーム」があったけど、カードゲームを決定的に大衆化させたのは「遊戯王」な気がする。

 

ポケモンカードの次に遊んだカードゲームが遊戯王だった。

当時は単純なルールだったけど、今は複雑になってしまったらしい。

 

シンクロ?エクシーズ?ペンデュラム?なんすかそれ?

PS2、任天堂の凋落

00年登場、当時のハイスペックゲーム機。

自分にとってゲーム機といえば任天堂の意識が強く、PSが出た時も64派だった。

しかし当時の最先端と話題性には勝てずPS2を購入。

 

だが子どもの気持ちが多かった自分はPS2であまり遊ばなかったりする。

GCも持ってたのでスマブラばっかりやってた記憶が…。

 

本格的に遊び始めたのはキングダムハーツぐらいかな。結構おそいな、おい。

イット革命に乗れなかったね日本

00年ぐらいにIT革命を「イット革命」と呼んだ偉い人がいるらしい。

 

結局日本はITに乗り遅れていつの間にか中国や韓国にも抜かれた気配すらある。

イット、それが見えたら終わりだったんかね。

写メール、ストラップはいまどこへ

01年ぐらい?

携帯電話(ケータイ)が普及し写メールが流行した。

 

写真をメール(LINEとか)で送ることは今では普通になったが、当時は遠方の親戚や友人へ近況を最速で知らせるための革新的ツールだった。

 

ケータイにデコレーションを施したり、ストラップを幾つもつけてストラップのほうが本体になっている人がいてと混沌とした時代だった。

 

着信時に光るストラップもあったよね。

今やストラップを着けることが稀有になった。

そして「写メ」の言葉もいつの間にか死語になった…。

 

でもデコレーションは生き残っている。

当時のケイタイよりもスマホの方が面積が大きいからデコしがいがあるのかも。

タマちゃんどこいった?

02年にアザラシが多摩川に出現。連日報道を賑わせ今でいう所のゆるキャラみたいな地位を得ていた。

 

なんで多摩川だったのか。次いで荒川にもタマちゃんと思われる個体が出てきた。怪獣かあんたは。

 

でもいつの間にか姿を消していた。

どこへいったのか…?

おもしろFLASHで人生が崩壊

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01年前後にには一般家庭にネットが普及し、とうとう我が家にもやってきた!

そして出会ってしまった「FLASH」

 

いつの間にかおもしろFLASHの虜になってしまったのですよ。

 

ネットに繋ぐととにかくFLASH、フラッシュ、FLASHばかり見ていた。

ドラサイトとかゴルゴの吉野家コピペとかね。

 

中にはゲームになっているものもあり、逆転裁判を丸パクリしたのもありましたね…。

これで逆転裁判知りました。

 

FLASHのおかげでネットにどっぷりとなってしまい、人生が崩壊したのです。

世界に一つだけの花

02年発表SMAPの名曲。

色々な場所で流れていた。

 

皆一人一人が違って良いという事を歌った先駆的な楽曲。

CDを買っていなくてももサビの部分だけはしっかりと歌えるなんて人も多いはず。

 

しかし、SMAPがあんなことになるとは…。

 

ORANGE RANGE、AIKO、大塚愛...音楽ブームは続く

CDバブルは00年代前半にも継続され、様々なミュージシャンがミリオンを繰り出した。

 

中でも個人的にORANGE RANGEはとてつもなく記憶に刻まれている。

こんな記事を書いていると懐かしくなった。

久々にあの頃の名曲を耳にしてみたい。

オタクへの見方が変わった、一冊の本

04年、ネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿されたとあるオタクの恋愛話を一冊にまとめた「電車男」がヒット。

 

映画化、ドラマ化されどちらもヒットしてしまう。

日陰の存在だったオタクが陽の光を浴び、良くも悪くもオタクと言う存在に一石を投じる契機になった。

 

あれから15年、もはやオタクは一般化したのかも…?

芸人ブーム、特にピン芸人が流行

05年ぐらいには「はなわ」、「レイザーラモンHG」、「波田陽区」などのピン芸人が流行。

独特のリズムや決め台詞で一躍時の人に。

 

でも彼は全国的に長続きしなかったが一部の人はローカルで絶大な人気を誇っているらしい。

波田陽区は九州でレギュラー持ちだそうで。

へぇ~

視聴者投稿のムダ知識を紹介する「トリビアの泉」が大人気に。

03年からゴールデンタイムに昇格されて社会現象的な番組になった。

 

へぇボタンが発売されるなど、社会的なものになった。

99へぇが最高で満点の100へぇが出ることなく番組が終わった。

 

いつの間にか毎週見なくなってしまい自然消滅した感じがある。

野球界再編、ストライキ実行と新球団誕生

00年代半ばオリックスブルーウェーブと近鉄バファローズのパ・リーグ二球団合併騒動、堀江貴文氏がバファローズ買収に名乗り出すなど野球界は混沌とした時代になった。

 

プロ野球史上初のストライキが発生し、東北楽天ゴールデンイーグルスが発足、セ・パ交流戦が開始され激動の時代だった。

エビちゃん、押切もえの二大巨頭

00年代半ばから後半は蛯原友里と押切もえがモデル界の二大巨頭に君臨していた時代だったと思う。

 

ファッション誌の表紙は彼女たちが飾ることも多く、男女問わずその存在を認知していた。

可愛い系はエビちゃん、キレイ系は押切もえみたいな感じですみわけされていた。

 

今でもお二方はお綺麗で驚くばかりです。

 

ふみ逃げ禁止

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参照:https://s.yimg.jp/images/bb/promo/cpn/history/img/articleImages/03/03.jpg

 

00年代初期から半ばにかけての個人ホームページ全盛期にはアクセス数カウンターが設置されるのが一般的だった。

キリバンというキリの良い数字を踏んだときは掲示板に一言挨拶していくのが慣例だった。

 

キリバンの人は踏み逃げ(挨拶しないこと)は禁止するサイトもあり、多くのサイトでは暗黙の了解として挨拶が行われていた。

 

このふみ逃げ禁止はモバゲーやmixiなどの閲覧記録(足跡)の残るサイトにも踏襲された。

「個人ページを覗いたんだから一言挨拶していってね」というのは何とも堅苦しいシステムだったと感じる。

 

おかげでTwitterを始めた時は「足跡残んないよね?」と無駄に心配したものですよ。

Wii、そしてリモコンは飛んだ

06年、SONYの後塵を拝していた任天堂がWiiを発売。体感型ゲーム機で話題となり爆発的ブームを巻き起こし業界トップに返り咲いた。

 

発売当初はリモコンのストラップ取り付け部分は弱く、力任せに振ると取り付け部が壊れリモコンが飛んでいく事件があった。

 

トワイライトプリンセスをプレイした時、リモコンから音が出た瞬間は感動しました。

キセキが新たな名曲に

08年、ドラマROOKIESの主題歌「キセキ」が大流行。

ドラマ自体もスポ根を彷彿とさせる熱さがあり面白かった。

 

未だに感動的なエピソードを紹介する番組や学生スポーツ特集などではこの曲が流れる。

 

GReeeeNの楽曲はほとんど知らないがこれは知ってるって人もいそう。

 

街中にハンターが出現した

08年、モンスターハンターポータブルシリーズ第二弾の拡張版「2ndG」が爆発的人気になった。

 

学校ではハンターであふれかえりこれをプレイしていなければ話についていけない、輪に入れないという状況だった。

 

訳も分からずプレイしている人もいたんじゃないんでしょうか。自分もそうでした。

いまだにモンハンの面白さを見いだせていなかったりする…。

 

アニメは深夜の時代へ

アニメといえば朝やゴールデンタイムに放送されるものだったが、その時間帯のアニメ枠は減少し、いつの間にかアニメは深夜に放送される時代になった。

 

90年代から深夜アニメは存在したが、放送数が異常なほど膨れ上がったのは05年以降だと感じる。

 

深夜アニメは様々な名作を生み自分の記憶に残る初めてのブームは「涼宮ハルヒ」だった。

以降、様々なブームを巻き起こしネットの普及で海外にまで波及するようになった。

 

深夜アニメのおかげでアニメというのは中高生や大人が見てもおかしくないものになった感も少しはある。

 

生き残るためには巨人と戦うしかない

09年、「進撃の巨人」が鮮烈なデビューを果たした。

 

衝撃的な展開、予想だにしない物語構成が多くの人々の度肝を抜き瞬く間に現代漫画のトップへと上り詰めた。

 

個人的には序盤は衝撃はあったが「それほどでも?」と感じつつ、アニメ化したので一応見てみたら「なんだめちゃくちゃ面白いじゃん…」と慌てて続刊を買いに行った。

 

読めば読むほど「この時代で無ければ生まれなかった」と感じてしまう要素に溢れた時代を象徴する作品。

 

どのような最後を迎えるのか。令和になっても目が離せそうにない。

 

10年代 平成後期

この時代は大災害が各地で発生し、気が晴れる時代ではなかった。

深夜アニメが絶頂を迎え、ネット配信サービスに移行しはじめた。

 

アニメーション分野では新たな才能が芽吹き始め、サブカルがより濃いものへとなっていった平成後期を振り返る。

 

ゆるキャラが定番化

00年代後期から始まるゆるキャラがブームを超えて文化として定着した。

 

「くまモン」や「ひこにゃん」らが土地を代表するキャラクターとなった。 その土地を知らなくてもキャラだけは知ってることも多いだろう。

 

しかし、粗製乱造も多く消えていくキャラも多い。日本のブームに乗っかれ精神はどうにかならないのか…。

 

アイドルの覇権はAKBへ

これまでアイドルと言えばハロプロだったが、00年代後半から頭角を現してきた秋元康プロデュースのAKBが10年代に入ると覇権を握るに至った。

 

その後乃木坂や欅坂などが生まれ、アイドルの中心はこちらに移動した。

色々とあるけど、人気は本物だと思う。

地デジ化はあっさりだった

11年には東日本大震災があり時期的に不可能だと思われていた地デジ化があっさりと行わた。

 

特に大きな問題もなくすんなりと…。

 

4K放送が控えているけど、こっちはどうなることやら…。

ありのままで

14年「アナと雪の女王」が日本で歴史的なヒット作に。

アメリカディズニーの作品だが、10年代の日本カルチャーを語る上では欠かせない存在になったと思う。

 

劇中歌の「ありのままで」は未だ耳に残っている。

なぜこれほどヒットしたんだろう…。

ドローンに乗り遅れた日本

10年代の象徴と言えばドローン。

様々な事件を起こしてしまい規制される存在になった。

 

おかげで日本はドローン産業に遅れを取ってしまい、中国企業の方が有名になった。

00年代から日本の技術的な遅れは否めなかったが、ドローンは決定的なものになってしまった。

 

ドローンはもっと普及していいと思うのだけど…。

「シン」の言葉が輝いた2016年

16年は「新海誠」、「シン・ゴジラ」と「シン(新)」の言葉が付く二つのコンテンツが人気を誇った。

 

12年ぶりの国産ゴジラは80億を超える興行収入を記録し新海監督の「君の名は。」は250億を超える歴史的ヒットとなった。

 

2016年はシンが輝いた。こんな時代は二度と来ない気がする。

 

映画は盛り上げてみる時代へ

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16年あたりから映画の特殊な上映スタイルとして「応援上映」が定着した。

 

映画をスポーツ観戦のように応援しながら見るのは諸外国では当たり前だが日本では特殊イベントとして成り立つのだから、日本の礼儀作法が見えてくる。

 

応援上映は結構楽しいんですよね。

リアルポケモントレーナー出現

16年、「ポケモンGO」の登場で街中にポケモントレーナーが出現。

 

この人気は一過性と思いきやいまだに持続されており、散歩と相性が良いためか年配の人にウケているのだから世の中どう動くのかわからないものです。

 

ポケモンの世界ってこんな感じなのかなと思えるゲーム。

ゲーム同様トレーナーって一か所に集まるんだね…。

レジェンド、去る

19年3月、野球界の生ける伝説イチローが引退した。

彼の存在なくして現代野球は語ることができないほどの存在だった。

 

今はただ「ありがとう」だけ伝えたい。

令和時代へ繋げたい

平成は停滞していたかもしれないが、世界に羽ばたくコンテンツが生まれ成長を感じさせる時代だった。

 

こんな素敵なカルチャーたち、中には風前の灯火になってしまった物もあるが生き残っている奴は令和時代にもつなげたい。

 

世界に誇る日本のカルチャーを永遠に紡いでいきたいものだ。

 

アイキャッチ出典:https://twitter.com/JPNatArchives/status/685234750051758081

『スパイダーマン:スパイダーバース』感想 これはもはや映像革命を超え芸術となった

まさかのアカデミー賞長編アニメーション部門を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』を遅れながらに鑑賞。

ため息がでるほどの美しい映像表現の脚本の上手さ。

なるほど、快挙を成し遂げる理由も分かる内容だった。

 

様々な世界のスパイダーマンが集合する。そんなコミックが登場し日本でも話題になった。

東映版スパイダーマンも登場したのみならず、レオパルドンまで登場してしまいファンの度肝を抜いたのが『スパイダーバース』だ。

今回はそれをベースにアニメーション映画化だが物語は原作コミックとは大きく異なる。

 

アメコミと言えばオールカラーの鮮やかな色彩が目を幸福へと誘う。

本作の映像は「アニメーション」であるにも関わらず、なぜだかコミックのコマを意識させられる演出がされている。

 

キャラクターや背景の色や陰影がコミックそのままを目指していることがひしひしと感じられる。

効果線や冷や汗の表現、挙句には吹き出しや擬音まで飛び出してくる始末だ。

 

コミックのノリをそのまま表現すると滑ってしまいお寒い演出になることもおおいが、これは違った。

彩な表現たちは恐ろしいまでに違和感なく溶け込んでいる。

コミックをそのまま映像化しようとする演出意図が見事に達成されているのだ。

 

コミックのような擬音も流れるように登場する。吹き出しやテロップもかなり多いが、それもコミック的に表現しているため作品世界を極彩色にしていた。

 

映画は見る物だが、この作品は時々読ませにくる。コミックを読んでいるかのように自然に文字が出てくるから、私も自然と読まされてしまう。

 

アニメーションだが読まされる矛盾はこの作品に限り不問にするしかない。全てが違和感なく作品世界に融和している。

 

他にも爆発や勢いの表現などもコミック的な色や線になっており、本当にコミックを見ている感覚になってしまう。

 

これは手描きアニメーションや実写では成しえない映像表現だろう。

CGならではの表現に溢れている。CGなのに平面的に見えるキャラクターも出てくるので、アメリカアニメーションの技術力が極めて高いことを改めて認識させられた。

 

コミックの映像化の観点から見ると、この作品は到達点を見せたと言えるだろう。

映像革命を超え芸術作品とも呼べる表現に満ちている。

 

そして物語も一級品だ。

スパイダーマンのオリジンを描きつつも、別世界から来たピーターとマイルズの「師匠と弟子」と成長、マイルズの親との愛、様々なスパイダーマンとの友情、そして運命への対峙と様々なテーマを盛り込んでいる。

 

黒人、白人、女性、日系人、豚と多様なスパイダーマンが存在しているように作品の骨幹となるテーマも多様性に溢れている。

 

その全てのテーマにしっかりと答えを示し、そのどれもが説教臭さがないのだから”凄い”意外の言葉が浮かばない状態に追い込まれた。

 

平行世界というややこしくなりそうな要素を利用しながらも、物語は病的なほど丁寧に作られており、製作陣の強い信念が見えてくる。

 

何度も見たスパイダーマンの物語。

しかし、このスパイダーマンは知っているようで知らない新しいスパイダーマンだ。

私たちがこれまで何度も目撃したスパイダーマンのように、スパイダーマンは決して一人だけではない事を改めて実感した。

 

温故知新を地で行く作品だろう。

スパイダーマンままだまだ可能性を秘めていることを示した。

 

この作品はあまりにも凄い。

映画をコミックにしてしまったのだから。

【考察】これまでのMCU作品に”アベンジャーズは存在していなかった”のでは?

4月26日に公開される『アベンジャーズ/エンドゲーム』

その最新予告が先日公開された。

 

遂にサノスとの最終決戦が始まる。

期待高まる内容だが、何度か見ているうちにふとこんな事を思った。

「もしかするとこれまでの作品にはアベンジャーズが登場していなかったのでは?」と。

 

なぜそのような考えに至ったのか書いていく。

 

 

アベンジャーズという作品を振り返ると見えてくる"アベンジャーズのいない世界"

『アベンジャーズ』の名が付く作品は『アベンジャーズ(2012)』、『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』、『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』の三作品公開されている。

 

アベンジャーズ(2012)』ではアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーが一度は見解の相違から争うも、地球に侵攻してくるロキとチタウリの軍団を止めるために手を組んだ。

アイアンマンとキャップは侵攻を阻止するため、ソーは弟ロキを止めるためだ。

 

彼らは利害が一致したから手を組んだ。

そうして彼らは地球を救いMCU内ではアベンジャーズというチームとして認識されるようになった。

観客である我々もこの時「アベンジャーズが生まれた」と感じただろう。

 

アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』では唯一地球に侵攻する大量の敵を宇宙空間で目撃したトニーがウルトロン計画を進め地球を防衛するシステムの構築を始めようとした。

 

だがそれは失敗し、誕生してしまったウルトロンは暴走し人類へ牙をむく。

劇中では「団結」「アベンジャーズ」の言葉が度々出てきた。だがこれはトニーの行動がなければ発生しなかったと言える事件だ。

 

アベンジャーズが結集しウルトロンを止めるために戦い始めるが、これは明らかにトニー・スタークの尻拭いだ。

チームとして心の底から団結している様子は見られない。

 

これが原因でアベンジャーズは瓦解を始める。

 

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そしてサノスが野望を果たすため動き出した『インフィニティ・ウォー』ではアベンジャーズらしさが皆無になった。

サノスがマインド・ストーンを入手するため大量の兵をワガンダに投入し、キャップやローディー、ワンダらが戦う。

 

宇宙まで敵を追いかけたトニーとピーター・パーカーはサノスと激突するが地球でキャップらが戦っていることは目撃していない。

 

地球と宇宙の両方に唯一接点を持っているのはソーだが、彼もまたトニーの戦いを目撃していないのだ。

彼らは互いが戦っていることを理解はしているが”姿を目撃していない”のだ。

 

ヒーローチームを描いた作品であれば最低でもアイアンマンことトニー、キャプテン・アメリカ、ソーのBIG3が揃う場面があっても良かったはずだし、両者が互いをはっきりと認識する台詞を盛り込むこともできただろう。

 

 

アベンジャーズを名乗っているのであればチームらしさをもっと押し出すこともできたはずだ。

しかし、それを描かなかった。

 

劇中では地球と宇宙を繋ぐ接点はあれども、彼らが絡むことはほぼない異様な状況になっている。

  

振り返ってみると『アベンジャーズ(2012)』は利害の一致、『エイジ・オブ・ウルトロン』ではトニー・スタークの尻拭いで戦うことになった。

 

アベンジャーズと名がついていても、彼らが心の底から団結したことは今までなかったのだろう。

利害の一致、尻拭い…。様々な理由で彼らは一つに纏まるしかない状況に追いやられているだけなのだ。

 

インフィニティ・ウォーに至ってはもはや個々で動いているようにすら見え、チームらしさはほぼ霧散しているし、主人公は悪のサノスになっている始末だ。

 

果たして彼らは本当にチームと呼べるのだろうか?

 

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アベンジャーズはドラゴンボールに似ている

アベンジャーズは個々のヒーローが結集したチームだ。

しかし、彼らは心の底から信頼しあい団結したことはあまりないように思える。

 

彼らの希薄なチーム感が何かに似ていると考えてみると、それは『ドラゴンボール』だった。

 

ドラゴンボールも孫悟空、ベジータ、ピッコロなどがフリーザ、セル、ブウなどの強敵と戦う。

しかし、彼らは仲間同士だが”チーム”と呼ばれると違和感はないだろうか。

 

ベジータは悟空をライバル視しているし、ピッコロが悟空と組んだのも野望を果たすためだ。

彼らは利害が一致したからこそ手を組んだに過ぎず、そこにチーム性はほとんどない。

 

仲間ではあるがチーム感が希薄と言う意味でアベンジャーズはドラゴンボールと似た存在かもしれない。

 

 

ドラゴンボールとちがい『アベンジャーズ』とのチーム名が冠されたタイトルでチームであるとの先入観を持たされているだけなのでは?

 

マーベルは”ステレオタイプ”に回帰する

近年のハリウッド映画は偏見に基づく作品作りを裂ける傾向にある。

 

人種、社会、性などあらゆる要素にはびこる偏見や差別意識を撤廃する動きがありMCUもそれに従属している。所謂ポリティカルコネクトレスだ。

 

ブラックパンサー』も黒人に抱きがちな偏見を排除しアフリカの伝統を重んじた衣装や演出を行っており、『キャプテン・マーベル』も女性ヒーローにつきものだったセクシーさや勝気といった要素を排除している。

 

近年はポリコレな作品を作り、それが賞賛される流れにありMCUも明らかにそれを意識している。

 

そして、ヒーロー映画に抱きがちな偏見をも取り除いているのだ。

ヒーロー物は幼稚な作品と思う人も多いだろう。

「悪をブッ飛ばして終わり」という単純な作品を思い浮かべるかもしれない。

 

マーベルはこのようなヒーロー物に付きまとうステレオタイプを破壊するために、ヒーローはヒーロである以前に”人”であることを訴えかけてきた。

 

X-MEN』や『サム・ライミ監督版スパイダーマン』、『ダークナイトトリロジー』などの影響は必至だろうが、マーベルはヒーロー映画を「正義が悪をブッ飛ばす」単純な物語にしなかった。

 

MCUの起源である『アイアンマン(第一作)』から振り返ろう。

トニーは開発した兵器で多くの人が不幸になっていると知り兵器産業から手を引く。そして、培った技術で人々を救うためにアイアンマンとなる。

第一作の時点で早くも苦悩する人間を描いている。

 

キャップは国を守るため、70年後の世界を守るために戦うが親友が目の前に現れた葛藤し、遂には仲間よりも友を選んでしまう。

 

ソーも弟を止めるため、自分が神に相応しい存在になるために奮闘する姿が描かれた。

 

他にもホークアイには家族おり、ハルクは自分の強大な力に悩んでいる。

彼らはヒーローかもしれない。しかし、悩み涙し時には暴走してしまう人であることを描いてきた。

どのキャラも一言では語りつくせない奥深さを見せている。

 

マーベルはヒーロー物のステレオタイプを避けるため徹底して「人」を描いてきたのだ。

 

チームであるアベンジャーズを描く時も同じだ。

チームと言えば統一されたユニフォームに身を包みメンバーが心を一つにして目標に突き進むものだと考えるだろう。

ヒーローチームであれば軋轢が起きても乗り越えて心を一つにして力を合わせ巨悪と戦う。

 

だがアベンジャーズにはそのような要素は無い。

前述のように、彼らは利害の一致でまとまっているに過ぎない。心の底から繋がっている様子は希薄なのだ。

 

それでも彼らがチームだと感じるのはタイトルや劇中で度々チームであることが言及されているせいだろう。

 

だったら「アベンジャーズはもう存在しているじゃないか」と思うだろう。

それでもなぜ「アベンジャーズはこれまで登場していなかった」と感じるのか。

 

その理由は”ステレオタイプ”ではなかったからだ。

コミックからの伝統で仕方がないが彼らは日本のヒーローチームのようにコスチュームに統一感はなく、心も纏まっていない。

 

 

彼らはどこか纏まりに欠けており、強大な力を持つ個人が集まっているだけにしか見えないのだ。

ヒーロー物のステレオタイプを避け続けた結果、チームを描く際にも大衆の偏見を刺激するようなチーム像は描かなかった。

 

力を合わせるが心は完全につながっていない。それどころか仲間を責め、解散状態にすら追い込む。

そんな危ういチームを描くことで、マーベルは彼らは結局人であり纏まることは難しいという事を伝えてきていた。

 

全てはステレオタイプを避けるためだ。

 

それなのに『エンドゲーム』の予告ではステレオタイプなヒーローチームが登場してしまった。

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(C)2019 MARVEL/Youtube

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(C)2019 MARVEL/Youtube

この予告から察するに彼らの心は「サノス」を打倒するため遂に一つになったことが伺える。

 

宇宙の生命が半分に消えたことを契機に彼らは一つになり統一のコスチュームに身を包んでしまう。

”世界よ、これがヒーローチームだ”と言わんばかりのステレオタイプなヒーローチームの姿がそこにはある。

 

マーベルはインフィニティ・サーガの最後で「ヒーローチームとはこうあるべきだ!」というステレオタイプを見せてきたのだ。

これはもはやエゴとも言える表現だ。

 

ヒーローとは夢と希望を背負う。どれだれ傷つき敗北しても一つになれば勝てるかもしれない。

ヒーローに対して人々はそんな願いを抱きがちだ。

 

予告ではまさにその光景があった。「彼らならきっと勝てる」そんな願望が映し出された。

 

最後の最後で遂に”真のアベンジャーズ”が結成されるのだ。

 

これまで避け続けてきたステレオタイプに最後の最後で”回帰”する。

マーベルは観客が何を求めているかはっきりと理解しており、絶妙なタイミングで投入してきた。その取捨選択の上手さには感服するしかない。

 

なぜマーベルが世界トップのスタジオとなり一流ブランドになれたのかがこの予告にはっきりと示されている。

 

”本当のアベンジャーズ”が遂に登場する。

エンドゲームから絶対に目が離せない。

 

 

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